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CATEGORY : ビューティ |スキンケア

猛暑、長い夏による紫外線の肌ダメージが心配! リカバリー法を美容皮膚科医が解説。エイジングケアにおすすめのアイテム5選

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女性の美肌イメージとアイテムを組み合わせた画像

今年の夏は今までにない猛暑。そして長引く残暑により「いつもより紫外線を浴びた肌が大きなダメージを受けているかも」と、心配になっていませんか。そこで、皮膚科・美容皮膚科医の髙瀬聡子先生にインタビュー。今年の夏に受けた肌ダメージをリカバリーするためのケア方法を教えてもらいました。
「暑さが落ち着いた時期の秋のケア」、そのあとの「冬に向けてのケア」というテーマで、2回に分けてレポートします。

監修 : 髙瀬 聡子 (ウォブクリニック中目黒総院長)

1995年、東京慈恵会医科大学を卒業後、同大学付属病院で皮膚科勤務を経て、2007年美容皮膚科クリニック「ウォブクリニック 中目黒」を開院し、総院長を務める。日本美容皮膚科学会会員、日本皮膚科学会正会員。著書に講談社発行「いちばんわかる スキンケアの教科書」、「ゆる美容字典」、宝島社発行「気になるパーツのスキンケア」、日経BPマーケティング発行「女性医師が教えるスーパービタミンC美肌術」など。
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Contents 目次

今年は日焼けした人が急増!日焼けケアはまず保湿

日焼けしている女性

髙瀬先生によると「今年は日焼けしている人が確実に多い」とのこと。外出する機会が増え、高温多湿の夏、長引く残暑により、紫外線を浴びて思った以上に日焼けしてしまったという人が多そうです。

「そうですね。定期的にスポーツなどをして紫外線を浴びている人は、徐々に日焼けしていくのでサンバーン(ヒリヒリと赤くなる炎症)みたいなことは起こりづらいんです。でも、ふだん外出が少ない人がいきなり紫外線を浴びるとサンバーン手前のようなところまで日焼けしてしまうことがあります。昨年に続き今年も、しっかり防御したのに日焼けしてしまったという患者さんが多くて、日焼け対策をしても追いつかないという感じですね」(髙瀬先生:以下同)

日焼けをしたら「冷却→保湿→美白」というプロセスが大切なのだそう。

「日焼けのあと、『美白しなくちゃ』といきなり美白ケアをしてしまう人も少なくないのですが、日焼けの炎症を抑えて、肌を落ち着かせてからでないと美白ケアをしても意味がないんです。肌を落ち着かせるには、日焼けのあとに肌を1秒でも早く冷却して、水分を入れて保湿するようにします。日焼け後の保湿には、ビタミンC、グリチルリチン酸ジカリウム、CICA(シカ)など抗炎症作用のある成分の入った保湿剤を使うと効果的です」

シミ・シワ、乾燥などの肌トラブルにも要注意!

鏡を見ながらほおのシミを気にしている女性

髙瀬先生が「今年は日焼けのケアが重要」と強調するのは、日焼けは、かくれていたシミ・シワ、乾燥といったトラブルを表面化させることもあるからなのだとか。

「今年は、日焼けによってかくれジミのようなものが一気に表面化した人が多いんです。日焼けで一時的にターンオーバーが早まるので、それによって乾燥しやすい肌になっている人も少なくありません。

シミ・シワの場合は、メラニンを還元し、できてしまったシミを薄くする働きをもつビタミンCが効果的です。おすすめはローションパック。また、サプリメントなどで体の中からケアするのも効果的です。

乾燥の場合も、おすすめはローションパックで、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンといった肌の中に水分を蓄えるような成分が含まれたものを選ぶと効果的です。暑い時期は肌がべたつくのがイヤだからと保湿を手抜きしていた人も多いと思うのですが、涼しくなってきたこの時期に、成分をしっかり肌の奥まで浸透させるようにケアしてみてください」

マスクをつける機会が多かった人は、マスクによる毛穴の開きや、肌のたるみにも注意が必要です。マスクの下は高温多湿になるので、そのせいでほおの内側や鼻の毛穴が開いている人が増えているのだそう。

「勤務中はマスクがはずせないという人もいると思います。なので、まずは必要のないところではマスクをとって、毛穴が開きやすい環境をなくすことが大切です。そのうえで、ちょっとひんやりするようなローションパックで毛穴を引き締めたり、毛穴の周りの炎症を抑えるグリシルグリシンが入った美容液などを使ったりすると効果的です。毛穴の中の角質を除去して生成を促す酵素洗顔もいいですね」

たるみの場合は、ほおの部分がたるんでいる人が増えているとのこと。それは、マスクをすることによって表情筋を使わなくなったことが原因なのだとか。

「解消法としては、とにかく表情筋を動かすようにすること。しゃべったり、笑ったりして表情を作るように心がけましょう。とくに、ほおの高い部分を上げるようにして表情筋を使うと効果的です。また、筋肉の下、真皮の老化によるたるみの場合は、真皮のコラーゲン生成を促す働きのあるナイアシンアミド、レチノールなどが配合された化粧品を選ぶといいですね。軽度であれば、コラーゲン、ヒアルロン酸なども効果が期待できます」

注意したいのは、毛穴のケアもたるみのケアもゴシゴシこするようなやり方はしないこと。ゴシゴシすると、たるみを引き起こし、たるみが毛穴の開きを助長することがあるそうなので気をつけて。

エイジングケアに使いたい! おすすめのアイテム5選

キメジワ、顔の面ジワ、首のシワにもアプローチ!毛穴より小さい濃密な炭酸泡の美容液

ソフィーナ IP 【薬用】シワ改善 泡セラム

おでこ、目もと、口もとなど、顔に多数存在する面のシワにアプローチする濃密泡の炭酸美容液。毛穴より小さい100%炭酸泡(100%炭酸ガスの噴射剤が作り出す泡の美容液)によりシワの凹凸に密着し、有効成分ナイアシンアミドが真皮まで浸透。肌のコラーゲン産生を促進し、増え続けるシミやシワの改善に導きます。顔全体のハリアップにおすすめ!
効果的な使い方は、泡を適量(約3cm手にとり)つぶさずに、肌にポンポンとスタンプをつけるように広げてなじませます。1分ほど泡パックをしたら、シワに沿ってなじませて、最後はハンドプレス。血流がアップして肌のターンオーバーが整い、うるおいのあるハリツヤ肌を作ります。

■SOFINA iP(ソフィーナ iP) ※2024年4月27日発売
ソフィーナ IP 【薬用】シワ改善 泡セラム (医薬部外品) 本体 90g 6,380円 税込/レフィル 90g 5,830円 税込(編集部調べ)

 

乾燥した肌にうるおいを与えて透明感のある肌へ導く、高密度の保湿美容液

SERUM BLEND

kuoca (クオカ)はファインダイニングの哲学からインスピレーションを受けて、ソウルのソンス洞にある小さな工房で製品を自社製造するスキンケアからスタート。五感を満足させるスキンケアを目指す韓国コスメブランドです。新鮮な材料を選び、お客さまのために真心込めて料理をするシェフのような気持ちで、ていねいに選び抜いた材料を独自の比率と技術でブレンディングする製品作りにこだわっています。
秋冬におすすめの美容液は、ホワイトトリュフ、カバノアナタケ(チャーガ)、スクワランが配合。高密度の保湿で乾燥した肌をしっとり明るく整えます。とろみのあるのセラムで肌にすばやく浸透し、ベタつかずしっとりとした仕上がり。化粧水やリペアのあとに使用するのがおすすめ。サマーフラワー(ヒヤシンス、スズラン、ジャスミンなど)のさわやかな香りです。

■kuoca (クオカ) ※2024年9月12日発売
kuoca SERUM BLEND 30ml 14,520円 税込

 

乾燥、ハリ、くすみの元に高浸透! 美容成分を早く、確実に届けるナノカプセル化技術搭載

オルビス ショットシリーズ3点

ビタミンC×ナイアシンアミドを毛穴の1000分の1サイズにナノカプセル化する独自の技術を採用し、気になる乾燥、ハリ、くすみなどのエイジングサインの元に早く、確実に届ける高浸透エイジングケアシリーズ「ORBIS SHOT PLUS(オルビス ショットプラス)」。極小化することで、角層深くまでスキマなくカプセルが浸透し、エイジングケア成分を悩みのもとにしっかりと届け、うるおいと透明感のある肌へ導きます。
エイジングケア成分には、ルイボスエキス、ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体、ハトムギ発酵エキスを配合。保湿成分には、コラーゲン、ヒアルロン酸の2種を配合。
洗顔、化粧水、ミルクの3ステップで使うことでよりアイテムの効果を実感できるのがオルビス商品の魅力。

■ORBIS (オルビス) ※2024年9月13日発売
オルビス ショットプラス クリアブーストウォッシュ 100g 990円税込
オルビス ショットプラス ナノNCローション 150ml 1,210円税込
オルビス ショットプラス ナノNCミルク 80ml 1,210円税込

 

浸透型美容液。「イチジク」✖️「セラミド」の力で角質層までうるおいを与え、保湿をキープ!

イチジクセラミド美容液

100%天然由来成分(※1)から生まれた国産オーガニックスキンケアブランド『チャントアチャーム』。ご存じの人も多いブランドではないでしょうか。
今回、秋冬におすすめの新商品は「イチジクセラミド美容液」です。水分保持力が高いイチジクの成分に注目し配合することで、保湿だけでなく、角質へうるおいを与え、健やかな肌へと整える美容液です。さらに植物性ヒト型セラミド(セラミド3、セラミド6)、コメヌカ由来植物性セラミドを配合し保湿力を強化。外的刺激から肌を守るセラミドを浸透型(※2)カプセル(毛穴の6000分の1サイズ)に閉じ込め、肌の隅々まで届けることで、長時間うるおいを保ってくれます。

使い方は化粧水のあと、手のひらに3滴ほど垂らして肌になじませます。しっとりとしたテクスチャーで肌に薄い膜を張るような肌感から、数分後には浸透してサラッとした肌ざわりに。また、華やかで芳醇なフレッシュハーブの香りにも癒されます。

※1 ISO16128-1で定義された自然成分、自然由来成分、鉱物由来成分のみを使用
※2 角質層まで届ける

■chant a charm(チャントアチャーム) ※2024年9月13日発売
イチジクセラミド美容液 <保湿美容液> 18ml/4,400円 税込

 

「活性型チオレドキシン」に注目! 使うたびに弾力に満ちたハリ肌へ導く、エイジングケア(※1)美容液

コアエフェクターの画像

「コアエフェクター」は、40年にわたるファンケルの肌細胞研究を集結し、2020年8月に誕生。今回のリニューアルでは、「チオレドキシン(※2)」を最大化する独自技術を追加してパワーアップ!
ひとつ目は、チオレドキシンを毛穴の5000分の1サイズのナノカプセル化することで、活性型のまま肌の奥まで(※3)届ける。ふたつ目は、酸化ストレスにより不活性化してしまうチオレドキシンを活性型へ回復させるシルクツリーエキスを配合。この2つの工夫によって、肌の中でチオレドキシンの活性状態が続き、使えば使うほど肌のハリが期待できます。
ほかにも、乾燥や外敵ストレスから肌を守るスイートピー花エキス、シソ葉エキスなどの成分が含まれています。使用するたびに、なめらかでキメの整ったハリツヤ肌に導き、乾燥による小ジワを目立たなくします。
使い方は、朝夜の洗顔後の肌、すぐに使用します。1回2プッシュが目安で、1本で約30日分。

※1 年齢に応じたケア
※2 チオレドキシン…人、動物や植物にすべてに存在する成分。人の肌の真皮に存在するエラスチン、コラーゲン繊維を構成する強力なたんぱく質。酸化ストレスを浴びたり、年齢とともに不活化してしまうが、活性化すれば細胞を増やし、抗酸化機能を維持する。
※3 角層まで

■FANCL(ファンケル) ※2024年9月18日リニューアル発売
コアエフェクター 本体18ml/8,030円 税込 レフィル/7,480円 税込

次回は、「冬に向けてのケア」についてお届けいたします!

取材・文/小高 希久恵 商品紹介/FYTTE編集部

 

 

 

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