オシャレをすることに疲れた、面倒くさいと思ったときは、一度オシャレから遠ざかる“オシャレ休暇”をとりましょう! 今回は、オシャレ休暇を有意義なものにするために必要なこと、正しく休むために意識するべきことを、スタイリストの筆者がお話します。
Contents 目次
オシャレ休暇はどのくらいとったらいい?
まずは、オシャレ休暇はどのくらいとったらいいかという期間について。とくにこのくらいとったらよいという、明確な期間はありません。つまり、とりたいだけとったらいい。“休みたいだけ休めばいい”のです。
ふだんから休むことに罪悪感を感じやすい人や、休むといえば外出することが定番になっている人は、期間が決まっていないということにソワソワしてしまうかもしれません。しかし、オシャレ休暇については、とにかくしっかり休むことが大事なので、休みなのに休まないのは本末転倒ということを、まずは心得ましょう。
オシャレ休暇中の過ごし方
<1>目的は不要! ダラダラ上等!
オシャレ休暇中、服を着るときは、いちいちオシャレすることを考えず、ただ選んで着ましょう。昨日着たものを翌日着るのもよし。干したての洗濯ものから、着るものをとるのもよし。「こればっかり着ている」、それでいいんです。
メイクもしたくないならしなくてよし! 人の目が気になるなら、眼鏡や帽子、マスクで隠すのも全然ありです。髪もセットしたくないなら、する必要はありません。ラフなひっつめ髪も、ターバンでおでこを全開にするのも全然ありです。
したいことをして、したくないことはしない。オシャレに関して、そのようにすればいいだけです。ある意味、ダラダラと過ごします。休む目的なんていらないんです。ただオシャレすることを休むのみ、以上。それに尽きます。
<2>やってはいけないのが「断捨離」
まちがっても、オシャレ休暇中にやってはいけないのは断捨離です。
思い出してみてください。オシャレをすることに疲れているからオシャレ休暇をとって休んでいるわけです。
疲れているときにする決断は、あとから後悔することがなきにしもあらず。オシャレに関してもそう。あとから「捨てるんじゃなかった」という結果につながりやすいため、オシャレ休暇中には一切断捨離をやらなくてよし。オシャレを休むこととは、身のまわりを整えることではないのです。1日中家のなかにいるから、せめて片づけでも…なんてオシャレ休暇中はする必要はありません。
<3>刺激も不要! 変わろうとしない
オシャレ休暇中に変化は一切不要です。
例えば、美容院に行って、新しいヘアスタイルにしたりすることもNG。疲れているときの改革は、たいてい失敗に終わります。もし美容院に行くなら、ヘッドスパやトリートメント程度にしておくことです。
オシャレを休むことは、自分を変えることでもありませんので、イメチェンも一切する必要はないのです。それから、ウインドウショッピングをしたり、SNSを見るのもNGです。疲れているときの刺激は、より疲れを引き起こします。オシャレ休暇中は不必要に情報を入れて、自分を刺激する必要はないのです。
疲れがとれることに直結した行動をするようにしてください。
オシャレ休暇が明けるタイミング
オシャレ休暇中は、オシャレとは関係のない、したいことをして過ごします。
おいしいものを食べに行ったり、お気に入りのカフェでお茶を楽しんだり、映画を見たり、各々の“したいこと”をしましょう。
出かけるときに着るものを悩んで疲れてしまうくらいなら、自宅でデリバリーサービスを活用して食事をしたほうがずっといいです。料理をしたり、動画を見たり、読書をしたり、ペットをただ愛でたりするのも、健全なオシャレ休暇の過ごし方。
このようにしてオシャレ休暇を正しく過ごしていくと、ある日無性にメイクをしたくなったり、着飾って出かけたくなったりします。これが、オシャレ休暇が明けるタイミングです。
自然とこういう気持ちになるまで、“オシャレ休暇”はいくらでもとってください。だってバケーションなのだから。
次回は、オシャレ休暇が明けたあとの劇的な変化についてお話します。