季節の変わり目は衣類の衣替えと同じようにコスメも衣替えをする時期。クレンジングに続き、秋冬にベストな美肌を作る洗顔料の選び方をヘアメイクアーティストの日熊大志さんに教えていただきました。
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秋冬にベストな洗顔料タイプベスト3
秋冬の洗顔料は、クレンジング選びと同じように、保湿成分が入っているもの、かつ保湿力が高いものを選ぶようにすることが大事です。春夏と比較すると汗や皮脂量が減るため、秋冬は春夏よりも洗浄力を重視せず、保湿メインで選んでいきましょう。
秋冬にベストな洗顔料をタイプごとに順位をつけて紹介します。
<第3位>ミルクタイプ
ミルクタイプの洗顔料は、クレンジングと同じように保湿成分を配合しやすいため、保湿成分がたっぷりと入っているという点で見ると、乾燥しやすい秋冬肌にはぴったりです。しかしながら、ミルクタイプの洗顔料は泡の弾力が格段弱く、基本的に界面活性剤を使用しているため、敏感肌の人は使用の際に注意が必要です。
<第2位>フォームタイプ
フォームタイプの洗顔料は、泡立ちがとてもよい傾向があるということ、保湿成分などの有効成分を配合しやすいという利点があるため、乾燥しやすい秋冬肌に合った洗顔料を見つけやすいというところが特徴です。デメリットとしては、ミルクタイプの洗顔料と同じように界面活性剤を使用しているため、敏感肌はもちろんのこと、もともと乾燥肌の人は使用の際注意が必要です。
また、フォームタイプの洗顔料は、一度に使う量がほかのタイプの洗顔料よりも意外と多く、これからご紹介する1位とはコストパフォーマンス面ではかなり劣るといえます。
<第1位>固形石けん
秋冬にベストな洗顔料は、ずばり固形石けんです。
固形石けんは、アルカリ性で基本的に肌にやさしいのが特徴です。そのため、敏感肌の人はもちろん、肌質を選ばず、保湿力の高い洗顔料を選びやすいという利点があります。デメリットとしては、ものによっては洗浄力が強すぎるため、しっかりアイテムを選ぶことが必要ということくらい。大きなデメリットもなく、どの洗顔料よりもコストパフォーマンスもすぐれているのが固形石けんの魅力です。
泡立ちがよく、泡がもちもちとした質感の固形石けんは高品質でおすすめ! しかしながら、高価な傾向があります。一例として、デパートコスメの固形石けんと、美容クリニックやエステで販売されている固形石けんが同価格の場合、どちらがおすすめなのか? ブランド料が加算されているという面で見ると、美容クリニックやエステ等の専売石けんのほうが、おすすめと言えます。
手や顔に油分が多いと、せっかく泡立ちがよい洗顔料であっても、泡立ちが悪くなります。夜はクレンジングで先に油分を落とす分、そのようなことは少ないのですが、秋冬はとくに朝の洗顔のとき、こってりとしたクリームなど基礎化粧品が顔に残っている状態なので、素洗いをしっかり行ってから洗顔すると、洗顔料の泡立ちをジャマせず肌に余計な負担をかけずに洗顔できますよ。
取材・文/高田空人衣