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CATEGORY : ビューティ |スキンケア

鏡を見るのが楽しみに! AYA世代女性に届けたい、がん治療中の肌ケアセミナーレポ

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肌ケアセミナー

学業、仕事、恋愛、結婚と、人生の大きな転換期が重なる15~39歳の「AYA世代」。この年代でがんを経験する女性の中には、治療の副作用による外見の変化や肌トラブルを「命に関わることではないから」とひとりで抱え込んでしまう人も少なくありません。そんな悩みに寄り添うべく、第一三共ヘルスケアが2月1日、東京・日本橋で「肌ケアセミナー」を開催。日常にとり入れやすいケアのポイントが紹介されたイベントの模様をレポートします!

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

がん治療と“私らしさ”を両立するには?

セミナーのはじめに登場したのは、第一三共ヘルスケア広報部の薬剤師・上吉川なおさん。「日本では生涯で1/2の人ががんを経験する時代です」と語りながら、抗がん剤治療に伴う色素沈着や乾燥、敏感肌といった肌トラブルは、身体的な不快感だけでなく、日常生活における大きなストレスや不安の原因だと説明してくれました。

実際の同社調査では、適切な肌ケアを行い効果を感じた人の約8割が「気持ちが前向きになった」と回答したそうです。

上吉川さんは「AYA世代は学業や仕事との両立、ライフステージの変化が激しく環境の変化が大きい時期。正しいスキンケアを知ることで、自信を持って毎日を過ごしてほしいです」と、セミナーに込めた想いを語っていました。

今日からとり入れたい! 肌を守る基本の3ステップ

肌ケアセミナー

第1部では、臨床経験豊富な看護師の東島さんから、治療中でもできるスキンケアの基本が紹介されました。

抗がん剤治療中は肌の新陳代謝を司る「基底層」がダメージを受け、皮ふの再生が鈍くなることで乾燥やトラブルが起こりやすくなります。だからこそ、日々のケアが大切なのだそう!

東島さんがすすめるのは、「清潔(洗う)」「保湿(塗る)」「保護(守る)」の3つのステップです。

1.清潔:こすらず「弱酸性」で洗う

石けんやシャンプーは、肌と同じ弱酸性のアイテムを選ぶことがポイント。これは、アルカリ性に傾いた肌がもとに戻るまで、健康な人なら30分程度ですが、治療中の人はより時間がかかり、その間に細菌が繁殖しやすくなるためです。泡をしっかり立てて、手のひらでこすらず、汚れを吸着させるように洗いましょう。お湯は38〜40度のぬるめが理想です。

2.保湿:適切な「量」と「塗り方」

保湿剤は「1FTU(イチ・フィンガー・チップ・ユニット)」という単位が目安です。これは、人さし指の第一関節までの長さ(約0.5g)で、手のひら2枚分の面積が理想です。全身に塗る場合は、1回で20〜25g(チューブ1本分近く)ほどが目安です。塗るときは、手をくるくると円を描くように肌にのせると、皮ふのキメに沿ってしっかり浸透しやすくなります。

3.保護:1年中「ノンケミカル」で紫外線をブロック

色素沈着を防ぐには紫外線対策が不可欠です。肌が敏感な時期は、紫外線吸収剤不使用の「ノンケミカル」タイプの日焼け止めがやさしい選択。室内でも紫外線は届くので、毎日の習慣にすることが大切です。

血流を整えて、むくみも心も軽やかに

第2部では、アピアランスサポートの専門家・村橋紀有子さんによるセルフエステの体験が行われました。村橋さんが紹介したのは、医学的根拠に基づき静脈とリンパの流れを整える「潤滑マッサージ」

肌ケアセミナー

「血液やリンパの流れを整えると、肌も心も軽やかに感じられるんですよ」との村橋さんの言葉通り、会場の雰囲気は終始穏やかで、参加者が互いに笑顔を交わしながらとり組む姿が印象的でした。

「潤滑マッサージ」のポイント

・目標ポイントを意識する
顔の老廃物を流すには、耳の穴の前にある「耳珠(じじゅ)」や、エラの角から1cm手前にある「マンディブラーノッチ」というポイントを意識します。

・「三指」を使ってやさしく
人差し指、中指、薬指の3本の腹を肌にピタッと密着させます。強く押すのではなく、肌と指の間の空気を抜くような絶妙な密着感が、血流を促す鍵となります。

・首の“出口”を作る
いきなり顔をさわるのではなく、まずは首の太い静脈(内頸静脈)を上から下へやさしく流し、老廃物の出口を作ってあげることが重要です。

体験後には、「顔がすっきりした」「目がパッチリ開くようになった」との声も聞かれました。村橋さんは、「自分を大切にする時間は、治療と向き合う力につながります」とやさしくエールを送りました!

隠すのではなく、元気を引き出すテクニック

肌ケアセミナー

第3部では、自身も乳がんサバイバーでもあるアピアランスアドバイザー・野村奈美さんが、日常にとり入れたいカバーメイクのコツを紹介!

カバーメイクのコツ

・「色」で悩みを打ち消す
くすみが気になるときはピンクやラベンダーの下地、赤みが気になる時はグリーンを意識しましょう。ファンデーションを厚塗りするよりも、反対色を少し仕込むだけで、驚くほど自然に肌色が整います。

・コンシーラーは「薄い膜」を重ねる
シミを隠そうと一度に厚く乗せると、「隠している感」が出てしまいます。少量をブラシにとり、スタンプのようにポンポンと薄い膜を重ねていくのが、プロ級の仕上がりへの近道です。

・「血色」と「ツヤ」で生き生きと
笑ったときにいちばん高くなる場所にチークを入れ、目頭や頬の高い位置に練りタイプのハイライトでツヤを足します。これだけで「生き生きとした元気な印象」に早変わりします。

メイクは“隠す道具”ではなく、“自分を表現する力”にもなる、と野村さん。「治療中だからと引きこもるのではなく、自分らしさを大切にしてほしい」と寄り添う言葉が印象的でした。

正しい知識は、自分を守る「お守り」になる

肌ケアセミナー

後半の座談会では、AYA世代の参加者同士が肌の悩みや日常の不安を語り合う時間に。「仕事のストレスでニキビができた」「冬の暖房で急に汗をかくのが恥ずかしい(ホットフラッシュ)」など、リアルな声が次々と共有されました。

専門家からは、「頭皮も肌の一部。髪が抜けている時期こそ、顔と同じように保湿してあげてください」「新しく生えてくる髪がくせ毛になっても、伸びて重みが出れば落ち着いてきますよ」といった、やさしく具体的なアドバイスが贈られました。

セミナーの最後には、「正しい知識を身につけて、自分の外見を守ることが、自分を守るお守りになる」という講師陣からのメッセージも。

毎日のスキンケアやメイクは、自分と向き合う小さな時間。正しい知識を味方につけることは、心を守ることにもつながります。鏡の前に立つそのひとときが、少しでも前向きな気持ちをくれる時間になるように、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

取材・文/FYTTE編集部
第一三共ヘルスケア「AYA世代がん患者向け 肌ケアセミナー」

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