夏は紫外線やエアコンで肌が乾燥して「インナードライ」になるからしっかり保湿を! なんて話をよく聞きます。ところが美容研究家の岡江美希さん曰く、その対策は間違っているのだとか!? それでは夏の美肌に本当に必要なものとは? 夏の肌荒れ防止法を、今すぐチェック!
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テカリを防ぐ美肌の秘訣は「ステーキ」!?
梅雨も明けて、夏本番。太陽の下で美しく輝く美肌をつくるコツを、今月も皆さまへお届けしていきましょう! 夏になると、「肌がテカッて困る」というお悩みが届きます。お肌がテカるのは、基本的に「インナードライ」だから…要は水分不足です。何もしなくても潤っている子どもの肌を見れば、それは一目瞭然。子どもは汗で光るくらいで、テカらないでしょう? 基本的にツヤツヤです。それに比べ「水分がなく油分が過剰」な状態だと、テカテカになり、シワっぽい肌になります。
それを防ぐ美肌の鉄則は、やっぱり栄養をしっかりとることです。内側からふっくらしっとり&みずみずしくさせるには「たんぱく質」が必須。ビタミンも大切だけど、どちらかといえば、きめ細やかさやなめらかさなどをサポートしてくれる栄養素ね。ですから肌が枯れてくる夏こそ、肉と野菜をガンガン食べるべき!
肉を食べて美を保っている人たちといえば、叶姉妹がその先駆者かしら。彼女たちがメディアに登場しはじめて約20年になるのだけど本当に変わらず、お美しい。いろいろな美容法を発信していらっしゃいますが、やはり「積極的にお肉を召し上がる」点が効果を発揮しているのではなんて思っています。
肌のコンディションにお悩みなら、何はともあれステーキ肉を買ってきて、たっぷりのサラダと一緒にぜひ食べることをおすすめします。お肉の種類は何でもOKだけど、焼き方は次の方法が断然おすすめ! 普通に焼くより3倍はおいしくなるわ。
〈たんぱく質でふっくらツヤ肌に! おいしいお肉を焼く方法〉
1.ステーキ肉を室温に戻しておく(冷たいままだと火の通りが悪くなる)
2.お肉全体に、フォークでプスプスと穴をあけ、塩こしょうをする
3.フライパンに油を入れ、中火で熱したら(2)のお肉をイン!
4.焼き目がついたら裏返し、蓋をして約1分
5.肉をフライパンから取り出し、アルミホイルに包んでおく
6.食べる直前に、再びフライパンで軽く肉を温める
7.お皿に盛りつけ、お好みのソースをかけて完成!
この、アルミホイルで「蒸す」という工程を取り入れるだけで、びっくりするほどおいしくなるんです!
そして、ここからが肝心。体に栄養をとりこんだら、それを肌まで届けるには「運動」をするのが、最大のコツと言っていいでしょう。いくらお肌にいい栄養をとっても、筋肉を使って熱を生み出しリンパ液を流さないと、効果的に働いてくれないという実感があるからです。この暑い季節、正直やりたくないけれど(笑)。
私は腹を決め、自宅のひと部屋をジムにしたのよ~。ぶらさがり健康器やランニングマシーンなんかも、そろえています。中でも一番ハマっているのは、ビリーバンドを使って、ビリーズブートキャンプをやること! 音楽をかけながら20分くらい動くことを続けていると、みるみるうちに肌が変わってきます。血がバーッと体内を駆け巡り、老廃物がスッキリ流れていくのを感じます。
毎日の運動が続かない場合は、3日に1回位でもOKです。私、基本的に運動嫌いなんですよ。だから久々にはじめたら、はじめは汗が臭かった……! 老廃物がずっとたまっていたのね、きっと。でも1カ月も続けていたら、ニオイがなくなってきたなんてうれしいおまけもありましたよ。
夏は確かにインナードライが悪化する季節ではありますが、何より重要なケアは栄養(たんぱく質)と運動‼ それを肝に銘じて、強い日差しに負けない、美肌を目指しましょう。
コスメ撮影/eporabeautykitchen 文/木下 頼子