生活習慣のクセからほとんどの人に現れるという「皮膚のゆがみ」。
皮膚のゆがみをとるとやせるだけでなく、筋膜の癒着が原因で滞っていた毛細血管の流れがよくなり、「ふわふわしてマシュマロのような肌」に変わっていきます。美肌をいちばん実感したいのは顔ですよね。
前回に引き続き、美容ブランディングプランナーの新居 理恵さんの新著『皮膚ねじりダイエット』から小顔のメニューをご紹介していきます。
Contents 目次
皮膚ねじりダイエット効果アップのポイント
ダイエットしていてもやせにくかったり、便秘やむくみがあるなら、「皮膚ねじりダイエット」が効果的。皮膚をねじることで、皮膚とそのすぐ下にある浅層筋膜の癒着を取り、正常な状態に戻します。
皮膚ねじりダイエットはやせるだけでなく、美肌になるほか、肩こり、首こりなど不調の緩和にも効果的です。
皮膚ねじりダイエットを行う上での注意点をまとめていきます。
1、おすすめのタイミングはバスタイム後&就寝前
お風呂で温まった体は、肌がやわらかくなっていて、癒着がはがれやすい状態です。湯船につかりながら行なうのもおすすめです。
2、ウォーミングアップからスタート
足首、ひざの裏、わきの下、そけい部(太ももの付け根)、おへその周り(腹部)などリンパや体の流れを整えてから行いましょう。
3、ボディクリームやマッサージオイルを使う
皮膚の表面をねじる動きが多くあります。クリームやオイルを用いると、すべりがよくなります。
4、2週間続ける
個人差はありますが、大体2週間続けると皮膚の癒着がはがれます。一度完全 に癒着がはがれると、その状態を約1か月間、保てます。
疲れにくくなる 、体温が上がる、肌がふわふわした感触になる、肌が白くなる、コリを感じにくくなるというのは癒着がはがれた目安です。
5、気づいたときに皮膚をねじる習慣を
テレビを見ながら、電車の中や、会議中など、ちょっとしたすき間時間に皮膚をねじりましょう。 服の上からでもOKです。癒着しにくい体に変わっていきます。
6、気になる部位だけでOK
すべてのメニューをやる必要はありません。気になる部位に対応するメニューを選んでください。
以下の小顔メニューはわきの下のリンパを流してから行います。
覚えると5分でできるメソッド。朝晩のスキンケア後にトライ!
表情が明るくなる!小顔フェイスメニュー
1 自然な姿勢でリラックス
自然な姿勢になります。立ち、座りどちらでもOK。
2 鎖骨をほぐす
人さし指と中指で鎖骨をはさみ、グッと押します。 押したまま左右に動かしほぐします。 3回〜4回に分けて、鎖骨全体に行ないましょう。(左右)
3 老廃物を流す
あごの裏に親指をあてて、フェイスラインにそって耳の下までスライドします。 位置をずらして行ないましょう。
4 首を伸ばす
鎖骨の下に手を置いて、斜め上を見るように頭を後ろに倒します。10秒間かけてゆっくり息を吸って吐き切ります。
5 頬の皮膚をねじる
中指と薬指を上下に動かしながら、皮膚をやさしくねじります。
(1)あごの中心から耳の下 (2)口角から耳の真ん中 (3)小鼻からこめかみ を行ないます。
6 おでこの皮膚をねじる
こめかみに中指と薬指をあて、上下に動かしながら 皮膚をやさしくねじります。
7 鼻の皮膚をねじる
鼻のいちばん高いところに中指をあて、左右に動かします。眉間まで皮膚をや さしくねじりましょう。
8 目の下を押す
中指で目の下の骨のきわを押します。目頭、目の真ん中、目尻の下を押します。
9 眉毛をつまむ
眉頭、眉山、眉尻を 3 秒ずつ、つまみます。
10 手のひらで頬を包む
ほおを手のひら全体で包みます。20 秒間、深呼吸をくり返しましょう。
夜寝る前に行うと翌朝、いつもよりフェイスラインがすっきり。3日続けると肌の透明感も得られました。また片側だけに出ていたシワなども軽減されているような感じです。皮膚をやさしくなでるだけなのに、マッサージしたような効果を体感できます。
文/庄司真紀
参考書籍
新居 理恵『皮膚ねじりダイエット』 (サンクチュアリ出版)