秋が近づくにつれ、まるで枯れた木々のようにしなびて元気のなくなった“枯れ肌”に悩まされていませんか?
夏に受けた紫外線の影響が目に見えて出てくる夏の暮れは、まさに肌疲れがどっと出るからこそ、枯れて見えるのです。
この枯れ肌状態、事前に防いでおきたいですが、
「夏から始めておくケアで、最小限にとどめることができます」とおっしゃるのは、ヘアメイクアーティストchihoさん。早速、適切なケア方法を教えていただきました。
Contents 目次
■:枯れ肌を防ぐ! 夏から秋にかけてのスキンケア移行法
夏にがんがん使うであろう、さっぱりタイプの化粧品。
これを、少しずつ保湿効果の高い化粧品に切り替えていきましょう。
いきなり、顔全体というのではなく、脂っぽくなりがちなTゾーンはさっぱりタイプの化粧品を引き続き使い続けて、目もとや口もと、頬にかさつきが出はじめたら、その部分だけ保湿効果の高い化粧品に変えていくと、スムーズに移行できます。
日頃から、自分の手で肌の状態をじかに感じてスキンケアを行うようにすると、乾燥しているところや脂っぽいところなど、肌の異変がわかるようになります。
そのときどきにあった適切なケアができるようになるので、普段コットン派の女性はこのときだけでも、手で行うスキンケアへ変えてみるのがおすすめです(chihoさん)
■:枯れ肌を防ぐ!夏から秋にかけての化粧下地移行法
夏の暮れは、日焼け後の黄ぐすみが気になりはじめる頃ですので、ピンクの下地でトーンアップをしてみましょう。
顔全体に薄く伸ばしたら、部分的に重ねづけをしてみてください。
ピンクの下地をコントロールカラーとして部分的に重ねづけすることで、くすみカバーだけでなく、ハイライト効果もでます。
さらに立体感も出るため、小顔にも見せられるのでおすすめです(chihoさん)
■:枯れ肌を防ぐ!夏から秋にかけてのファンデーション移行法
メイクをしたら、顔が白浮きして見える…日焼けをすると、今まで使っていたファンデーションをつけたらそう感じやすくなります。
そんなときは、塗り方を変えてみましょう。
まずは、顔全体にファンデーションをべったり均一に塗ることを避けて。
頬の高い位置、つまりハイライトゾーンから頬の外側に向かって、ファンデーションをじょじょに薄くのばしていくように塗ってください。
このように塗ることで、写真を見て初めて実感する“フェイスラインと首との境目”にぎょっとする事態を避けられます(chihoさん)
肌に不調が目立ってくると、あれこれケアもカバーも足しがちになりますが、そうすることで逆に悪目立ちさせてしまっていることもあるでしょう。
足すことよりも、夏から秋に向けてケア方法の移行を行うことで、不調は本来の目的である解消へと向かわせることができます。
ぜひ教えてもらった移行法を、今からやってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣 イラスト/中村奈々子