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抗酸化成分が豊富に含まれる「β-カロテン」がシミ予防におすすめ! UVケアレシピ5つ

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レシピ画像とにんじんなどの野菜のイラスト

連日猛暑日が続く8月。屋外では日傘、帽子、サングラス、日焼け止めなどのUV対策を熱心に取り組むものの、蓄積されていく紫外線ダメージに今から不安な人も多いのではないでしょうか。紫外線ダメージのケアは外側からだけでなく、内側からのケアも重要です。そこで今回は、抗酸化成分が豊富に含まれる「β-カロテン」に注目。今回は「KAGOMEあざやか生活」監修のもと、インナーケアをしながらおいしく食べられるUVケアにおすすめのレシピをご紹介します。

Contents 目次

紫外線によるシミのメカニズム

肌への紫外線の影響図

シミの原因は紫外線、というイメージが強いと思いますが、実際に紫外線を浴びると、肌ではどんなことが起こっているのでしょうか?

「紫外線を浴びると、肌の中では活性酸素が発生します。この活性酸素の刺激を受けることで、肌の奥にあるメラノサイトという細胞がシミの原因となるメラニンを作ります。
この肌の奥に潜むメラニンこそが、隠れジミと呼ばれ、いずれ肌の表面に現れてくるシミになる可能性があります。紫外線を多く浴びている人ほど、肌の内側にシミ予備軍となる隠れジミが増加するので要注意です」

紫外線によるシミケア!「β-カロテン」がインナーケアにおすすめ

シミ予備軍を肌表面に出さないためには、外からのケアだけでなく、内側からのインナーケアが重要。そこでインナーケアの習慣におすすめなのが“抗酸化作用のある食材”を食事にとり入れること。シミ予防や抗酸化作用と聞くとビタミンCが思い浮かびますが、じつはカロテノイドの一種である“β-カロテン”もおすすめなのだそう。

カロテノイドの図

「β-カロテンが豊富に含まれる野菜は、にんじんをはじめ、ほうれん草やトマト、かぼちゃなどの緑黄色野菜。これらに含まれる色のカロテノイドは、紫外線によって生まれる活性酸素を消去する働きを持っています。
カロテノイドは、目に見える肌の外側から内側の皮下組織まで、肌のさまざまな箇所に蓄積されます。カロテノイドのひとつであるβ-カロテンは、肌に蓄積されやすく、常に蓄えておくことで隠れジミの予防機能が期待できるのです。β-カロテンは体内で作ることができないため、日々の生活の中で継続的に補給することが重要となります」

野菜からの栄養素吸収を高めるとり入れ方

β-カロテンの栄養素吸収を高める方法は加熱と破砕!
生野菜よりも加工した野菜。加熱することで野菜の細胞壁がやわらかくなり、栄養が吸収しやすくなることがわかっています。
とくにおすすめのとり方は、ジュース! だそうです。
「β-カロテンは野菜ジュースにすることで吸収率が高まる栄養素であることがわかっています。炒めものや蒸し野菜など野菜を加熱したり、ミキサーにかけてすりつぶしたりすることが有効。ジュースにしたほうが、β-カロテンは約1.5倍も吸収率が高まるという研究結果も出ています」

料理研究家 ぐっち夫婦考案「簡単UVケアレシピ」

続いては、人気料理研究家のぐっち夫婦考案、β-カロテンが豊富に含まれるにんじんを使ったUVケアレシピをご紹介していきます。暑い日でもさっと作れる簡単レシピなので、ぜひ作ってみてください。

にんじんと豚肉のお好み焼き

【にんじんと豚肉のお好み焼き】
油と合わせることでβ-カロテンの吸収率がアップ!
<材料 2人分>
[お好み焼き] ・にんじん 200g(1本)
・キャベツ 100g
・長ねぎ 10cm
・豚バラ肉 120g
・ちくわ 1本
・お好み焼き粉 100g
・にんじんジュース 150ml
・卵 1個
・揚げ玉 大さじ2
・紅しょうが(きざみ) 15g
・サラダ油 少量
[その他] ・トマトケチャップ、マヨネーズ、青のり、花がつお 適量

<作り方>
1.にんじんは皮をむき、ピーラーで縦に薄切りにする。キャベツは粗みじん切りにする。長ねぎは小口切りにする。豚バラ肉は10cmほどの長さに切る。ちくわは5mm幅の輪切りにする。
2.大きめのボウルに、お好み焼き粉、にんじんジュースを入れて混ぜ合わせる。
3.1のにんじん、キャベツ、ちくわ、長ねぎ、卵、揚げ玉、紅しょうがを入れ混ぜる。
4.フライパン(20cm径使用)に油を中火で 熱し、3の生地の半量を入れて丸く広げ、豚バラ肉を上に並べる。きつね色になったら裏返し、フタをして豚肉がカリッと焼けて、火が通るまで焼く。
5.皿に盛り、混ぜ合わせたAを塗り、青のり、花がつおをのせる。

■ぐっち夫婦よりコメント
にんじんはβ-カロテンが豊富で、隠れジミを改善するためにとくに紫外線の強い夏に積極的に摂取したい食材です。「にんじんお好み焼きレシピ」はにんじんジュースを使った生地に、キャベツや長ねぎ、ちくわが加わり、食感と風味が豊かな一品です。豚バラ肉のうまみが生地にしみ込み、ジューシーでボリューム満点。家族みんなが喜ぶ夏休みのお昼ご飯にいかが。

 

ポークにんじんしりしり

【ポークにんじんしりしり】
猛暑続きで食事の準備が億劫になる季節におすすめ!
<材料 2人分>
・にんじん 1/2本
・スパム 1/2個
・卵 1個
・ごま油 小さじ1
・めんつゆ (2倍濃縮)小さじ1
・あらびき黒こしょう 少々

<作り方>
1.にんじんは皮をむいてせん切りにしスパムは拍子木切りにする。卵は溶いておく。
2.フライパンにごま油をひいて中火で熱し、スパムを返しながら焼く。焼き色がついたら、にんじんを入れる。酒大さじ1 (分量外)を入れてフタをし、にんじんがしんなりするまで2分ほど蒸し焼きにする。
3.フタを取り、めんつゆを回し入れてさっと炒める。全体に味が回ったら溶き卵を回し入れる。卵が固まってきたら火をとめさっと混ぜる。皿に盛り、あらびきこしょうをふる。

 

きんぴらみそ汁

【きんぴらみそ汁】
免疫力向上に“ごぼう”✖️シミ予防に“にんじん”を使った最強みそ汁!
<材料 2人分>
・厚揚げ 1/4枚ほど
・ごぼう 1/2本
・にんじん 1/3本
・ごま油 小さじ1
・だし汁 600ml
・みそ 大さじ2
・炒りごま 少々
・七味唐辛子 少々

<作り方>
1.鍋にだし汁を沸かす。厚揚げは好みの薄さに切る。ごぼうは皮をよく洗い、ななめせん切りにし、水にさらす。にんじんも同じくらいのせん切りにする。
2.鍋にごま油を熱し、ごぼうとにんじんを炒める。香りが立ってきたら、厚揚げも加え炒め合わせる。
3.だし汁を入れ、具材がやわらかくなってきたらみそを入れて溶く。器に盛り、炒りごまをふる。七味やごま油をちょっとかけても。

 

キャロットケーキ

【キャロットケーキ】
混ぜて焼くだけ!ホットケーキミックスで作るUVケアキャロットケーキ!
<材料 パウンド型1台分>※型のサイズ:縦17cm×横7cm×高さ6cm
・にんじん 1本(150g)
・レーズン 大さじ2
・くるみ 大さじ2
・ホットケーキミックス 150g
・シナモンパウダー 小さじ1/2
・ナツメッグパウダー 少々
【A】 卵2個、砂糖(きび砂糖使用)60g、太白ゴマ油(サラダ油でも可)80g

<作り方>
1.にんじんをすりおろす。レーズンとくるみはきざみオーブンを180度に予熱する。型にクッキングシートを敷き、油を少量 (分量外)、ペーパータオルで内側に塗る。
2.ボウルに【A】を入れて混ぜる。1ですりおろしたにんじん、きざんだレーズンとくるみを加えてまんべんなく混ぜる。
3.2にホットケーキミックスとシナモン、ナツメッグを加え、粉っぽさがなくなるまでさっくりと混ぜる。
4.型に流し入れて平らにならし、予熱したオーブ ンで10分焼く。
5.中央に切り込みを入れ、20〜30分ほど焼く。竹串を刺し、生地がついてこなければ焼き上がり。
6.あら熱が取れたら型から取り出して冷ます。

 

【にんじんパワースムージー】にんじんパワースムージー

ごくごく飲めるすっきりとした味わい。
※料理研究家松本ゆうみ先生監修レシピです。
<作り方 30ml分>
・ヨーグルト(無糖)
・にんじん 小1本(正味110g)
・赤パプリカ 1/4個(正味40g)
・ミニトマト 6個(正味60g)
・レモン汁  小さじ1/3
・はちみつ(お好みで) 小さじ2〜3

※仕上げオリーブオイル 120g 少々
<作り方>
1.ミキサーにヨーグルト、ひと口大に切ったにんじん、赤パプリカ、ヘタをとったミニトマト、レモン汁、はちみつを加え、形がなくなるまで撹拌する。
2.オリーブ油を加えて混ぜる。
※パプリカの皮はお好みで湯むきをしても大丈夫です。
※本レシピは、はちみつを使用していますので、満1歳未満の乳児には食べさせないでください。

監修・協力/KAGOMEあざやか生活
レシピ監修/料理研究家 ぐっち夫婦、料理研究家 松本ゆうみ
文/FYTTE編集部

 

 

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