道具は自分のこぶしだけ、いつでもどこでもすぐにできて、しかも効果抜群!と話題の「こぶしカッサ」。これまで、基本的なやり方や悩み別こぶしカッサの方法をご紹介してきました。でも、「具体的にはいつやるといいの?」という疑問もありますよね。そこで今回は、代官山山口整骨院の院長・山口良純さんの著書『やせるこぶしカッサ』から、毎日の中で効果的にこぶしカッサを取り入れる方法をお伝えします。
Contents 目次
軽い動作で筋肉を動かし続けることこそ、代謝アップ&やせる秘訣!
「こぶしカッサ」とは、こぶしを使って筋肉のこりをほぐし、基礎代謝を上げていくダイエット法のこと。「お尻」「お腹」「太もも」という大きな筋肉がある部分をこぶしでしっかり刺激し、全身の血流をよくして代謝をアップすることで、気になる部分のシェイプアップができ、やせる体へとつながっていきます。
また、多くのダイエッターが「やせるためには、激しい運動をしなきゃ!」と思いがちですが、実はやせるためには、ハードな動きは必要ありません。軽い動きで血流を促し続けることで、高代謝がキープできます。
つまり、日常生活の中で血流促進を意識した軽い動作を取り入れる&こぶしカッサで筋肉のこりをほぐすことが、ダイエットを成功させるコツなのです!
今日から実践!こぶしカッサで“やせる生活”
具体的には、毎日の生活の中でどのようにこぶしカッサを取り入れればいいのでしょうか。シーン別におすすめの動作とこぶしカッサのやり方をご紹介します。
【朝】歯磨きしながら血流促進!つま先の上下運動でふくらはぎの筋肉を目覚めさせる
忙しい朝は、ながら動作がおすすめ。そこで、歯を磨きながら血流をアップさせましょう。血流促進に大きな効果があるふくらはぎの筋肉を動かして、代謝アップ&むくみを解消します!
<やり方>
イスなどに手を添えてお腹を伸ばし、かかとの上げ下げを20回くり返す。
【昼】オフィスで座り姿勢によるこりを解消!
デスクワークが多いと、体はほんの一部分しか使われていないので、大きな筋肉が眠ってしまっています。そこで、仕事中も無理なくこぶしカッサにトライ! しっかりとこりをほぐして、代謝をアップさせましょう。
1.お尻まわり
うしろから見るとこんな感じ。
<やり方>
まずは、基本のこぶしカッサでお尻のこりをほぐしておきます。
お尻まわりがほぐれてきたら、イスに座った状態で腰に手を添えます。左側のお尻をイスから浮かせ、戻すと同時に右側のお尻を浮かせます。これを10往復くり返します。
2.股関節まわり
<やり方>
脚を軽く開き、ほぐしたい側の足裏を内側に向けます。こぶしを太もも前側のつけ根にあてて、親指以外の指の関節で押し込むようにグリグリと10~20秒ほど揺すり、股関節まわりをほぐします。
その後、両足のかかとを上げ、脚の力を抜いてリラックスした状態で太ももを左右に開く→閉じるを20回くり返します。
【夜】お風呂でリラックスしながら、足指ストレッチで老廃物を流す!
お風呂は一日の疲れを癒すリラックスタイム。靴の中でぎゅっと縮んでいた足指の筋肉を解放してあげましょう。体が温まった状態でおこなうと血流がよくなり、老廃物が流れやすくなります。
<やり方>
足の甲の足首側にこぶしを添え、やや圧をかけながら足の指の間に向かって押し流します。両足それぞれ10回くり返し、足の甲をしっかりほぐしましょう。
その後、湯船につかりながら片脚のひざを立て、立てた足の指の間に手の指を挟みます。足指を伸ばす→曲げるというグー・パーの動きを左右20回ずつ。
【就寝前】軽くストレッチをして、ぐっすりと質の良い睡眠を
眠る前に軽い動きをして体の緊張をほぐすと、体内のホルモンが整って代謝が上がり、質の良い眠りへと誘ってくれます。
<やり方>
あお向けになって脚を伸ばしたら、足首を逆ハの字に開きます。そのまま足首を開く→閉じるの動きを10回。
続いて、あお向けのまま両ひざを立て、両ひざを外側へ倒すように開く→閉じるの動きをリズミカルに10回くり返します。
どれもとっても簡単な動作なので、頑張らなくても続けられそう! こり固まった筋肉をほぐして代謝をアップさせて、今日からあなたも”やせる生活“を始めませんか?
▼こぶしカッサの詳しいやり方を知りたい人はこちらをCHECK!
『やせるこぶしカッサ』(学研プラス)
文/水谷 花楓