パソコンやスマートフォンによって日頃から肩こりや首こりを感じたり、二の腕のたるみが気になる、バストが下がってきた気がする…そんなお悩みが増えています。そんなときにチェックすべき場所は肩の位置。今回はエステティシャンである筆者が簡単にできるエクササイズ法をご紹介します。
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肩や首の血流は滞りやすいので同じ姿勢に注意しよう
パソコンでのデスクワークや、メールチェック、スマートフォンでゲームやネットサーフィンを長時間行い、同じ姿勢の状態が続いていませんか? 肩や首の周りの筋肉が動かず、さらに肩や首で重たい頭を長時間支え、緊張状態が続くことで血流が悪くなります。そして、それが疲労やこりを感じやすくなったり、姿勢のゆがみにもつながっているのです。
日頃から意識しておくべき3つのこと
(1) こまめに休憩をとる
長時間同じ姿勢が続く場合は、こまめに休憩をとったり、ストレッチを行って筋肉を伸ばし、血行を促進しましょう。
(2) 規則正しい食事と睡眠をとる
骨、筋肉、血液は食事と睡眠によって日々つくられています。規則正しい生活リズムを送り、栄養バランスのとれた食事と質のよい睡眠をとることが大切です。
(3) 適度な運動を行うこと
日頃から腕と太ももを大きく動かしながらウォーキングをしたり、お風呂上がりに股間節を伸ばしたり、肩を開いて腕を伸ばすようにストレッチしましょう。適度な全身運動によって筋肉の緊張を和らげ、血行促進によって疲労やこりを蓄積しない体に。
肩を正しい位置に戻すエクササイズ
姿勢が悪く猫背になっていると肩の関節が本来あるべき位置よりも内側に入り、見た目だけではなく血行不良やリンパの詰まり、筋肉の低下によって、二の腕のたるみやバストの垂れ下がり、背中のぜい肉にも影響します。以下のチェックとエクササイズをぜひ、やってみてください。
(1)両腕の力を抜いて自然に立ち、鏡でチェックしてみましょう。正面から見たときに日頃から正しい姿勢であれば手の甲は見えません。手の甲が見えてしまうということは肩が内側に入り、前に倒れている証拠。これが続くと日頃から肩こりや首こりを感じやすく、呼吸が浅くなったり、背中や腰がだるい、二の腕のたるみ、バストの低下につながります。
(2)真っ直ぐな壁にかかとと腰と肩をくっつけて立ちましょう。
(3)手のひらを上に向けて、わきを閉めたままひじを曲げ、そのままゆっくりと両腕を開きましょう。肩甲骨の動きを意識しながらゆっくりと1分間くり返しましょう。痛みやしんどさを感じる場合は、日頃その筋肉を使っていない証拠。エクササイズによってしっかりと記憶させましょう。
☆後ろから見ると、こんな感じ。
(4)わきを閉めたまま手のひらを上に向け、両手を開いた状態からゆっくりと腕を降ろしましょう。肩の位置が後ろに引いた状態になります。これが本来の肩の関節の位置です。
背すじをまっすぐ伸ばして、このエクササイズをとり入れて、肩を本来の位置に戻すだけで、座り姿勢や立ち姿勢の印象が一気に変わります。姿勢は日頃の癖や習慣となっているので、毎日リセットすることが大切です。