学生時代に青春のシンボルと言われた「ニキビ」。大人になってから突然現れると、化粧もキレイにできず、見た目も悪くなり、テンションが下がってしまいますよね。じつは、秋はニキビができやすい状況が二段階に分かれてやってくるため、要注意しなくてはいけない季節。「秋ニキビ」ができやすい理由と、対策法を、美容皮膚科タカミクリニックの本田えり先生に教えていただきます。
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秋のニキビは「初秋」「晩秋」の二段階で対策が必要!
「秋は、夏同様に気温も湿度も高い“初秋”と、気温湿度ともに急降下する“晩秋”。同じ秋でも外的環境の異なるふたつの段階を経るため、ニキビができやすく長引きやすい傾向にあります」(本田えり先生)
本田先生によると、初秋と晩秋ではそれぞれニキビができる原因がちがうのだそう。
どのような原因があるのか見ていきましょう。
●初秋にできるニキビの主な原因
「夏に受けた紫外線ダメージ、夏疲れによる肌バテ」
紫外線による「角質肥厚」、夏の過酷な外敵環境による肌ダメージの蓄積&夏バテによる免疫力低下による「肌バテ」が原因で、ニキビができやすい肌状態に。
●晩秋にできるニキビの主な原因
「秋が深まるにつれておこる乾燥」
9月はまだまだ気温・湿度ともに高いですが、11月になると気温湿度が急降下し、夏よりも空気が乾燥します。乾燥によるバリア機能の低下により、外的刺激を受けやすくなるため、ニキビが治りにくくなります。
「今ニキビできてないから私は大丈夫」という人も、もしかしたらこれから秋ニキビがでやすい状態になっているかも…。8つの項目のなかで、自分がいくつ当てはまるかチェックしてみて!
<秋ニキビのチェック8項目>
- 日焼け止めはニキビが悪化するから、塗らずに夏を過ごした
- ベタつき防止のため、1日3回以上洗顔
- 汚れをしっかり落とすためにスクラブ洗顔をしている
- クレンジングや洗顔はしっかり派。2分以上かけてていねいに行う
- 冷え症
- オイルクレンジング、オイル美容液などオイルを愛用
- 肌がゴワついている
- 汗や皮脂でベタつくから、9月もスキンケアは化粧水のみ
3つ以上当てはまった人は“秋ニキビ”に要注意。
悪化させないためにも、今すぐに対策ケアをはじめましょう!
また、秋にニキビができやすい部位はとくに注意する必要が…。