キュッと上がったハート型のお尻は、タイトなラインを描くスカートやパンツをはくと、より魅力が増しますよね。
ですが、お尻は自分では直視できないぶん、バストよりも気にかけることがなく、放っておきがちなパーツ。そのため、老化のサインやダメージのサインなどを見落とすことが多く、目に見えたときには、美尻とはほど遠いお尻になっていることも。
とくに美尻の肝になるのは、“丸みを帯びたヒップライン”。これがなくなり、いわゆるつぶれてしまった状態は、女性の魅力にとってもかなり致命的なこと。
そこで今回は、ヒップの丸みを知らず知らずのうちにつぶしてしまう意外な原因と対策を、ボディコンサルタント中島絹代さんに教えていただきました。
Contents 目次
ヒップの丸みをつぶしてしまう原因<その1>
女性のヒップは、横から見ると丸く半球体になっていることが理想形とされています。
かつ、真うしろから見ると、ハート型になっていることがより理想形です。
この丸みを、多くの女性がよかれと思ってしている習慣が原因で、どんどん自らつぶしてしまっているのです。
具体的にどんな習慣があげられるかというと、ひとつは「ガードル」です。

下半身を引き締めて見せたい、パンツをかっこよくはきこなしたいという動機で多くの女性がガードルをはいています。
ガードルそのものが原因というのではなく、原因はガードルのサイズです。
ガードルのサイズを小さいものを選んでしまっていることが、ヒップの丸みをつぶしてしまう原因になります。
小さいサイズのガードルをはくと、ヒップの丸みがうまく収まらず、結果つぶれてしまうのです。
ヒップがつぶれると、ヒップのお肉が太ももに流れてしまい、太ももを太くしてしまう原因にもなります。
また、ガードルによってヒップの丸みをつぶさないためには、購入するときの試着が必須です。
試着をして、ガードルをはいた姿を鏡でしっかり確認し、ヒップアップしているか、ヒップが丸いシルエットになっているかを必ず確認するようにしましょう。
ブラジャーの試着はしても、ガードルの試着はしないという女性は意外と多いもの。ブラジャーと同じように、ガードルの試着も習慣づけましょう(中島さん)
ヒップの丸みをつぶしてしまう原因<その2>
ヒップの丸みをつぶしてしまう原因、もうひとつは「冷え」です。
体の中でも冷えやすいのが下半身。そのため、ヒップがかなり冷えている女性も多いもの。
冷えることにより血流が悪くなるため老廃物がたまりやすくなり、結果、皮膚がたるむことによってヒップの丸みも失われがちなのです。

とくに、デスクワークで座っている姿勢が多い女性は要注意。
ヒップや下半身がむくみやすく、冷えやすい状態になっています。
対策としては、やはり下半身の冷えを改善すること。ずっと座りっぱなしの姿勢をとらないようにしたり、年中冷え対策を怠らないことがあげられます。
また、ヒップのコリをためたままにしないことも対策になります(中島さん)
ヒップの丸みがつぶれてしまうのは、決して加齢だけの問題ではないことがおわかりいただけましたでしょうか?
日頃の習慣を見直すだけで、ヒップの丸みはキープが可能。ぜひ今日からやってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣
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