1日の汚れと疲れをスッキリさせてくれるお風呂タイム。ところがお風呂に入るタイミングが、夕食を食べる前と食べたあとではダイエット効果にちがいが出るらしい!?
よこはま土田メディカルクリニック院長の土田隆先生にお風呂にまつわるダイエットのウワサの深層を教えていただきました。
Contents 目次
■ダイエット中なら夕食はお風呂の前? 後?
正解は「後」 がやせる!
入浴で消化管の活動が抑えられる!
「お風呂で湯船につかると、全身に血液がめぐってポカポカになりますよね。本来、食事のときは胃腸などの消化管に血液を集中させて消化活動を行うので、血流が分散していると、消化管の活動が抑えられます。
また、水圧で胃も圧迫されるので食欲がダウン。つまり、入浴のあとに食事をとるのが、食事量を減らすにはベターなんですよ」
■水分をとるならお風呂の前? 後?
正解は、「後 」がやせる!
汗で失われた水分を補って体のめぐりをアップ!
「日中、普通に水分をとっているなら、入浴前にわざわざとる必要はなし。入浴後、一時的に体重が減るのは、水分が失われただけで、脂肪が減ったわけではありません。
発汗量は、入浴中よりもお風呂から出たあとのほうが大量なので、失われた水分をすばやく補うことが重要。体内の水分が入れ替わってめぐりがよくなると、代謝がアップします」
■お風呂でストレッチするなら湯船の中? 外?
正解は、「外」 がやせる!
よぶんな圧力がかからず、疑似サウナ効果のある外がGood!
「全身の伸筋を十分に伸ばすのが、本当のストレッチです。
せまい湯船の中では、それはムリ。また、筋肉の緊張をゆるめるには、よぶんな水圧がかからないほうがいいんです。
さらに、湯気で自然な温熱効果が得られる洗い場は“疑似サウナ状態”。じわじわ温まりながら、全身を大きく動かして筋肉を伸ばすことで、体の芯からポカポカ状態が続きますよ」
お風呂にまつわる、ダイエット効果アップの選択を聞くと、自分と真逆だった! という人もいるのでは。さらに、これから寒くなってくる季節でやりがちな、くつ下をはいた安眠法についても教えてもらいました。