「お肌のくすみが気になる」「メイクノリがイマイチ」と感じるときにチェックしてほしいポイントが「お顔のうぶ毛」。眉毛や口周りのうぶ毛処理はおこなっているものの、お顔全体はあまりしないという人も多いのではないでしょうか? 今回はエステティシャンである筆者がお顔のうぶ毛処理の仕方とアフターケア法をご紹介します。
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■うぶ毛を処理すると得られるメリットとは?
本来、うぶ毛はホコリや外的刺激などから肌を守るために生えており、剃らなくても問題はありませんが、日本人のうぶ毛は薄い黒色なので、長さや密度によって光が当たると影っぽく見えたり、肌がくすんで見えることも。そのため、うぶ毛を処理することでお肌の影っぽさやくすみがなくなり、お肌の色がパッと明るく感じます。
メイクノリがイマイチと感じるときは肌表面や毛穴に角質がたまっていたり、ゴワつきやザラつきを感じることも。うぶ毛と一緒に古い角質も除去することでお肌がツルツル、スベスベになり、スキンケアの浸透が高まったりファンデーションのフィット感がよくなるのでメイクノリがグンとアップします。
■うぶ毛処理の仕方とアフターケア法をレクチャー
まず、うぶ毛処理をおこなうにはI字のカミソリや電気シェーバーがオススメです。刃が錆びていたり欠けているとお肌を傷つけたり、雑菌による肌トラブルの元となりますので使用するときは刃が清潔なものを使うようにしましょう。
(1)洗顔で肌表面の汚れをていねいに落としましょう
メイクの上からうぶ毛処理をおこなうと、毛穴の中にメイク汚れや雑菌が入り、肌トラブルの原因にもなります。クレンジング、洗顔によって肌表面に汚れを落としてからおこなうようにしましょう。
(2)クリームを塗布してすべりをよくする
何もお肌につけずにうぶ毛処理をおこなうと引っかかって肌を傷つける原因となるので、手持ちのフェイスクリームや乳液を少し多めに手に取り、お顔全体に広げてから、うぶ毛処理をおこないましょう。
(3)おでこ~眉に向かって
前髪をしっかり上げて、生え際1~2cmは開けておき、上から下に向かってカミソリを動かし、うぶ毛処理をします。眉毛の周りは1cmほど開けておくと眉毛を剃り落としてしまうこともありません。
(4)こめかみ~頬~フェイスライン
まず、こめかみから頬に向かって上から下にカミソリを動かしてうぶ毛を処理します。その次に頬全体、フェイスラインのうぶ毛を処理していきましょう。少し顔を横に向けて首との境目のフェイスラインまでおこないます。一気におこなうのではなく、写真のようにパーツごとに縦の幅を決めて処理するのがおすすめ。もみあげは剃らずに残しておきましょう。
(5)鼻~口周り
上から下に向かって鼻すじのうぶ毛を処理し、指で少し鼻を倒しながら小鼻の丸みに沿ってうぶ毛を処理します。鼻の下から唇の際に向かって処理しましょう。
(6)あご周り
唇の際からあごに向かって上から下へと動かしながら処理し、少しあごを上げてあご裏部分までおこないましょう。
お肌に塗ったクリームにうぶ毛がからみつくので、ティッシュで拭き取りながらおこなうようにしましょう。うぶ毛処理は頻繁にするとバリア機能が低下したり皮膚が薄くなって乾燥やニキビの原因となるので、2~3週間ほど期間を開けてからおこなうようにしましょう。生理前や生理中など肌が不安定だったり、体調が悪いときはうぶ毛処理は控えておきましょう。
(7)クリームを洗い流したら化粧水をたっぷりとなじませる
ぬるま湯でお顔についているクリームやうぶ毛を洗い流しましょう。コットンに化粧水をたっぷりと含ませて、やさしく押すように化粧水をお顔全体になじませていきます。化粧水をコットンにさらに取り、いつもより化粧水の量を増やすことがポイント。
(8)冷やしたシートマスクで毛穴をキュッと引き締める
事前に冷蔵庫でシートマスクを冷やしておき、化粧水をたっぷりなじませた後にシートマスクを乗せます。保湿力の高いヒアルロン酸やコラーゲン、プリテオグリカン、EGFなどの保湿成分が含まれているシートマスクがオススメ。
(9)乳液とクリームをやさしく手のひらでなじませる
手のひらをお顔に密着させながら5秒ほどプレスするように乳液とクリームをなじませましょう。
お顔のくすみやメイクノリが気になるときは一度鏡でうぶ毛チェックをおこなってみてください。そんなに気になっていなくてもうぶ毛処理をおこなうと、こんなにもうぶ毛って生えているんだなと感じることも。お肌がトーンアップしたり、メイクのノリがグンと変わるので、ふだんうぶ毛処理をしていない人は、ぜひ一度やってみることをおすすめします。