長時間、スマホやパソコンの画面を見続けたり、テレビに夢中になって夜ふかしをした翌朝は、目の下にくっきりと青いクマが…。クマがあると、顔の印象がぐっと老けて見えてしまいます。メイク前のすきま時間を利用したツボ押しで血行を促し、スッキリ改善しましょう。翁鍼灸治療院院長の翁孟進先生にツボ押しのポイントと効果についてうかがいました。
Contents 目次
血液の流れが滞ることでできる「青グマ」
クマにはいくつかの種類がありますが、目の下にできる青っぽいクマは「青グマ」と呼ばれています。目の疲れや冷え、ホルモンバランスの乱れなどによって、目の周辺に流れる血液が滞り、毛細血管が透けて見えてしまうのです。目の下の皮膚をつまんで持ち上げたときに、クマが薄くなるのも特徴といえます。
女性ならではのツボ押しトラブルは、綿棒で解決!
血液の流れをよくするさまざまな方法のなかでも、もっともお手軽で効果的なのがツボ押しです。
「ツボを押すと直接的な皮膚への刺激によって血行が促されるだけでなく、血管を拡張して血液の循環をよくする働きをもつ神経伝達物質が体内で増えるのです」(翁先生)
「ツボ押し」と聞くと、痛いほどに効くと思いがちですが、それは間違いと翁先生はいいます。
「あくまでも「痛気持ちいい」程度に押します。ただ、クマに効くツボもある顔まわりの皮膚は薄いため、痛みを感じない程度に、やさしく押してください」(翁先生)
あまり強い力を加えると、赤く痕が残ってしまいます。また、指の腹で押しているつもりでも、伸ばしたネイルが肌にあたってしまい爪痕が残る場合も。むくみのある朝などは、その痕をとるのにひと苦労…、なんて女性ならではのトラブルも起こりやすいのです。
そこで活躍するのが綿棒です。
「やわらかいため痕も残らず、鍼治療のようにピンポイントでツボを押すことができます。また、清潔な綿で触れるため、肌への負担をより軽くすることができますよ」(翁先生)
では青グマを改善するツボはどこにあるのでしょうか?