「顔を小さくしたい」「短期間で小顔を実現したい」女性の多くがこうした願望を抱いているものです。しかし、あらゆるマッサージやダイエット法を試したけれど「効果がなかった…」という人も多いはず。そこで美容家・千波さんの著書『小顔が止まらない!魔法の顔ほぐし』(ワニブックス)から、小顔を叶えるマッサージ法をご紹介します。
Contents 目次
ビックフェイスの3大原因
まず、なぜ顔が大きくなってしまうのかを考えると、主な原因は「厚み」「たるみ」「エラ張り」の3つ。
【厚み】
肩や首がこって筋肉の動きが悪くなると、リンパ液の流れが停滞し、老廃物が顔にたまってしまいます。これにより、ほおがふくらみ、輪郭がぼやけ、パンパンに丸まった顔「厚み顔」に見えてしまうのです。
あなたもリンパ液が滞っているかも? これからご紹介する2つの方法でチェックしてみましょう!
<滞り度:中>エラの横を押すと痛い!
人さし指を曲げ、第二関節を耳の下にあるくぼみにあててみましょう。このとき、指が入りにくい場合はリンパ節が滞っていることが考えられます。また、押したときに痛い場合も同様の理由です。
くぼみがわからない場合は、口を開けるとくぼみの位置がわかりやすいですよ。
<滞り度:高>ほお骨の下に指が入らない!
ほお骨の下に親指の腹をあててみましょう。このとき、ちょっと押しただけで痛みを感じた場合は「厚み顔」の可能性が大。
【たるみ】
むくんでいるわけでもないのに、なんだか疲れた顔をしている…。それは、意外にも「頭皮のたるみ」が原因です。頭皮と顔の筋肉はつながっており、例えば頭皮が1mm下がると、目尻は3mm、口角は5mmも下がってしまうといわれています。
【エラ張り】
かみ締めグセが原因で、顔の形がホームベース型になることで大きく見えてしまう「エラ張り顔」。骨格の問題だと思われがちですが、じつは改善することが可能。咬筋がこっている可能性が高いのですが、ゴリゴリと力強くマッサージするのはNGです。
顔ほぐしの注意点とポイント
顔ほぐしを実践するにあたって、いくつか注意点とポイントをお伝えします。
・前日の食事が翌朝のむくみを生む
ビッグフェイスの主な原因は「塩分」「添加物・加工品」「アルコール」「ストレス」「糖質」の5つです。これらの食品を控え、野菜を多くとることをおすすめします。
・朝晩2回行うとよい
朝は「むくみやすい」一方、夕方から夜は水分が体の下に下りていくので「くすみやすい」という理由から、顔ほぐしは朝でも夜でもいつ行っても問題はありません。
どちらか一方でも効果は得られますが、より高い効果を求めるのであれば朝夜の実践を意識しましょう。
・強くこすり過ぎはNG
顔ほぐしは強くこすってはいけません。力任せで顔ほぐしを行ってしまうと、かえってリンパ液が流れにくくなってしまいます。「肌はすーっとなでるだけ」ということを意識しましょう。
・クリームやオイルを活用する
顔ほぐしを行う際には、クリームやオイルなど「やわらかいもの」「すべりやすいもの」を活用しましょう。植物オイルを選ぶ際は、質のいいものを! 天然素材100%や冷圧搾法(コールドプレス)で抽出されたものがおすすめです。「あずきひと粒大」が目安ですが、すべりが悪いと感じたら、途中で追加してもOK。
ここからは、いよいよ実践編。本来、千波式の顔ほぐしの工程は全部で10ステップあるのですが、今回は、忙しい朝でも「これだけはやっておきたい」という2ステップをご紹介します。