ベースメイクの基本はファンデを均一に塗らないこと。「えっ?」と思ったみなさん、もしかしたら“若々しい肌”を逃しているかもしれません。
今回は、メイクアップアーティストのレイナさんに、大人が気になるほうれい線、シミ、たるみをほどよくカモフラージュするメイクについて教えていただきます。著書の『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)からご紹介しましょう。
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ほうれい線を消す 「ネコひげ塗り」
コンシーラーは、シミや色ムラをカバーするだけのものではありません。ほうれい線だって見えなくすることが可能です。
ほうれい線を自然に消すのは、イエローのコンシーラーの得意分野です。
写真のように気になる縦ジワに対して直角に横切るように、ネコのひげのよう な線を2〜3本入れてください。そして、中指の腹を使い、やさしくはじくよう に内から外へなじませるだけです。
シワのカバーというと、ほうれい線を直接なぞって消すと思いがちですが、そうするとシワにコンシーラーが入り込んでしまい、余計目立つことになりかねません。「ネコひげ塗りで7割カバー」が、自然に見えるコツです。
濃いシミをなかったことにする 「サンドイッチ塗り」
うっすらとしたシミならファンデーションをトントン重ねるだけで十分です が、濃いシミがある方は、スティック状の肌色コンシーラーがあると便利です。
肌色コンシーラーをスティックのまま直接、隠したいシミよりひと回り大きめ に塗ってカバーします。このとき大切なのが、中心はさわらずに、カバーした箇所 の輪郭をぼかすようにやさしく指でなじませることです。その上から、パフに とったフェイスパウダーをすべらせずに、スタンプを押すようにポンッとのせてみてください。 これでコンシーラーがピタッと密着し、気にならない程度にカモフラージュできます。
リフトアップ顔を作るのは 「小鼻より上」のチーク
チークは血色だけでなく、顔を立体的に見せるのに欠かせないパーツ。
入れるのは、黒目の外側の縁と小鼻の上のふくらみが交差するところです。チークはニコッと笑ってほお骨の高い位置に!というのを聞いたことがある方も多い かもしれませんが、顔のコリなどで笑ったときの頬の位置が下がっていることもあるため、「黒目の外縁と小鼻の上のふくらみの交差点」を目安にしてください。
クリームチークを中指の腹にとり、その交差点に何度か指でポンポンと色をおきます。次に何もついていない薬指の腹でその輪郭を軽くおさえ、交差点にのせた色を広げます。
これで、頬の中心が濃い自然なグラデーションチークが簡単に完成します。小鼻より下にぼかさないよう気をつけてくださいね。顔が下がって見えてしまいます。
女性は誰でもキレイになれる力を秘めています。
あきらめさえしなければいくつになってもキレイになれるんです。
文/庄司真紀
参考書籍
レイナ著『いくつになってもキレイになれる』主婦の友社