夏の暑い時期は体がむくみやすくなることをご存知でしたか?
クーラーや、冷たい飲み物や食べ物をとることによって血のめぐりが悪くなり、余分な水分が体に溜まってしまうことが主な原因です。そんな夏の「冷え」を起こしてしまった習慣を、お風呂で整えましょう。
むくみの原因になっている体の「冷え」を解消して、スッキリボディを目指しましょう。
Contents 目次
むくみに効く! 温め効果アップの小ワザ
ただお風呂につかるだけではなく、ちょっとしたことで体の温め効果がアップします!
足指グーパー
半身浴をする時間がなくても、湯船で即効身体を温めてくれるのが、足先を閉じて「グー」のかたちにし、開いて「パー」のかたちに動かす動作を繰り返す「足指グーパー運動」。足先の筋肉のコリがほぐれ、足から温まり、全身の血行もよくなります。
湯上がりに冷水
お風呂から出る直前、足もとに冷水をかけると一度血管が収縮し、その反動で血液が勢いよく流れるようになり血行が促進されます。真冬はちょっと大変ですが、まだ暑さの残るこの時期ならトライしやすいはず。冷たさが気になる人は、冷水をかけたあと、もう一度お湯をかけてもOKです。
お風呂でのマッサージで、むくみに直接アプローチ!
むくみが顕著に出やすいのが足。足がむくんでしまったら、即効性のあるマッサージでケアしましょう。お風呂でなら下半身がしっかり温まっている状態なので効果も倍増です!
足先
バスタブに腰かけて、片方の足をもう片方のももにかけ、足の指の間に手の指を入れてつかみ、そのまま足首を回しましょう。足先に溜まった余分な水分や老廃物を押し流してくれます。
足裏
足裏の筋肉が固まると、心臓から送り出された血液を押し流すポンプの力が弱まり水分や老廃物がたまりやすくなります。湯船の中で足裏全体をよくもんで、マッサージしましょう。
また、土踏まずの最もくぼんだ部分に冷えやむくみを解消してくれるツボがあるので、ここをよく押しておきます。
ふくらはぎ
ふくらはぎはむくみによって太さが変わりやすい場所。
浴槽につかった状態で、足首からふくらはぎをもみあげていき、リンパ節のあるひざ裏までマッサージしましょう。
ふくらはぎの中心には、下半身の血行をよくするツボがあるので、ここもよく押しておきます。
なぜ、むくみ体質改善に、冷えに効果的な「入浴」がいいのか?
体は冷えると水分や脂肪を蓄えようとします。体温が1度下がるだけで基礎代謝は12%も下がるそう。もともと冷え性の人はもちろん要注意ですが、夏の間に冷たい飲み物や食べ物をたっぷり食べていた人は、体が冷えてしまっている可能性があり、「むくみ体質」になっているかもしれません。
その「むくみ体質」改善にぴったりなのが、入浴。湯船につかったときの水圧は、むくみの原因となる代謝の悪さを改善し、体に溜まった老廃物が流れやすくなるという効果もあるのです。
夏場は冷たい飲み物をガブ飲みしていた、という方は気づかないうちに「冷え」体質になり、むくみやすくなっているかもしれません。入浴でしっかり体を温めて代謝をよくすることがむくみ撃退のポイントです。
文/梅田 梓