寝不足のような、疲れて老けたような印象に見える「クマ」。
なんとかしたくてもなかなかスッキリと解消しづらいのも悩みのポイント。クマは色によって原因が違い、それぞれに効果的な対策を取り入れるといいとされています。今回はエステティシャンである筆者がクマの種類とケア法をご紹介します。
Contents 目次
クマの種類と原因とは?
(1)青や紫っぽく見える血行不良が原因となる青クマ
目の疲れや冷え、寝不足や貧血によって目の周りの血流が悪くなり
目もとが青紫色に見える青クマ。パソコンやスマートフォンの見過ぎや運転などによって目を酷使することで眼精疲労が起きることも原因のひとつ。
ホットタオルやアイマスクを取り入れて目もとを温めて血行促進したり、肩や頭皮、顔も温めながら血行をよくしてあげるように日ごろから意識しましょう。
ビタミンEや鉄分などの含まれる食材やサプリメントを補うのもいいですね。
(2)色素沈着が原因でくすんだように見える茶クマ
メイクによる色素沈着や目もとをこするなどの刺激によって茶色くくすんだように見える茶クマ。
クレンジング洗顔の際にゴシゴシ摩擦をしたり、アレルギー反応などで無意識に目もとをこすったりしていませんか?
目もとは皮膚が薄い場所なので摩擦はせず、コットンにたっぷりと含ませた化粧水を目もとに乗せて、美白クリームをやさしく塗ってメラニンをため込まないようにしましょう。
(3)たるみによって影っぽく見える黒クマ
骨格の形や年齢による目もとの筋肉の低下によって影のように見えるのが黒クマ。年齢とともに目もとのハリや弾力が低下し、筋肉が衰えることで周辺にある脂肪が落ち、凹凸感が目立ち影っぽく見えていることも。
不要な老廃物をため込まないようにホットタオルやアイマスクによって温めて目もとのむくみケアを取り入れたり、目もとの筋肉を低下させないような目もとケアを取り入れるのもひとつの方法です。
自宅でできる目元ケア法
(1)一日の終わりにはホットタオルやアイマスクで目もとを温めて疲労回復、血行促進
水で濡らして絞ったタオルをラップに包み、レンジで40秒ほど温めて熱さを確認してから、ゆっくり目もとに乗せましょう。目の奥からじんわりと温まり疲労回復、血行促進されやすくなります。
ドラッグストアなどでもじんわり温かくなるアイマスクが販売されているので、寝ている間のケアとして活用するのもいいですね。
(2)コットンに化粧水をたっぷり含ませて肌表面を保湿し色素沈着も予防
コットンを2枚重ね×2セット用意し、化粧水をたっぷり含ませてアイコットンパックをおこないましょう。目もとの皮膚は薄いのでふき取るようにやさしくコットンを置くだけ。こすったり摩擦が起きるような強さでおこなわないこと。
ビタミンC誘導体やアルブチンなどの美白成分が含まれた美容液をお持ちの方は目もとにのせるようになじませてもいいですね。目もと用のパックなどを活用するのもおすすめです。
美白成分の含まれたクリームを目もとにやさしく塗り、寝ている間に色素沈着をリカバリーしましょう。
(3)定期的に目もとのハリ、弾力、筋肉引き締め、たるみ予防
目の周りには眼輪筋という筋肉があり、筋肉の上には脂肪があります。人それぞれ骨格が違うので目もとのたるみが目立つ方と目立ちにくい方がいらっしゃいますが、わかりやすくいうと、ピンっと張った輪ゴム(眼輪筋)が劣化してゆるくなって伸びるような感じになり、その上にのっている脂肪が前に突き出したように見えるのが目もとのたるみです。
目尻が下がってきた、昔はつり目だったのにタレ目になってきたというのも筋肉の衰えですね。
その目もとをキュッと引き締めておくには定期的に目もとの筋肉ケアをしておくといいですね。
エレクトロポレーションやEMSなどのホーム機器をお持ちの方は週に一度ケアをしたり、プロにお任せしてサロンケアを取り入れるのもおすすめです。
このようにクマといっても色によって原因もさまざまです。一度当てはまることがないか確認し、血行促進や保湿ケアを取り入れながら今後のために目もとケアを取り入れていきましょう。