くしゃみ、鼻水、目のかゆみ…。花粉症の症状と同時に肌荒れがやってきて、今まさにツラさと戦っている人もいるかもしれませんね。
人それぞれ花粉症の深刻な症状は多少異なっても、多くの人が当てはまる肌荒れといえば、鼻をかみ過ぎた結果、鼻の下が常に赤く乾燥している状態になることではないでしょうか。
この状態、洗顔をするのも痛くてひと苦労。それでも化粧をしっかりすることがどうしても避けられないライフスタイルを送っている人にとって、花粉症と一緒にもれなくついてくる肌荒れは、少しでも緩和させたいものですよね。そんなときの救世主アイテムってあるのでしょうか? 「あります!」とおっしゃるのは、ヘアメイクアーティストchihoさん。早速どんな方法があるのか教えていただきましょう!
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花粉症時期は、スキンケアもこれに切り替えよう
花粉症に負けない肌作りのためには、保湿をしっかりすることが大切です。
花粉症の症状が出ている時期はバリア機能が低下しているので、外的刺激に過敏に反応しやすくなっているんですよ。
だから保湿を念入りにすることによって、皮膚のバリア機能を高めますから、花粉が肌に入り込むのも防ぐことができるんですよ。
そこで、ただ単に保湿を強化するのではなく、やり方もちょっと変えてみましょう。
まず、コスメはすべて敏感肌用に切り替えてください。
そして、いつも化粧水などをつけるときにコットンを使っているなら、今だけ手のひらでスキンケアをつけるようにしてみてください(chihoさん)
例えばスキンケアなら『ライスフォース ディープモイスチャーローション(薬用保湿美容液)』と『ディープモイスチャーエッセンス(薬用保湿美容液)』がおすすめです。
もともと化粧品ではなく、超乾燥肌で悩む人向けの薬用クリームから始まったブランドだけに、荒れたお肌にもすばやく浸透しながら、やさしくしっかり保湿してくれます。使うごとにうるおい、キメの整った肌へ導いてくれるんですよ。
現場でもフルに活用しているスキンケアラインですが、今まで使っていて、「染みた」とか「痛い」と言われたことが一度もないんです。
つけ方としては、いつもつけている化粧水の回数よりも、ちょっと多めにつけてみてください。そして必ず手のひらでつけましょう。
スキンケアの最後には、目もと、口もとにおすすめなディープモイスチャーエッセンス(薬用保湿美容液)を。これ、メイク直しにも使えて便利なんですよ(chihoさん)
ベースメイクはこちらに切り替え
花粉症で肌荒れがひどいとき、ベースメイクは薄めを心がけるようにしてください。肌荒れすると、隠したいがためにベースを厚く塗りがちですが、厚く塗るほど崩れやすくもなるんです。
そして、ベースメイクはこちら『ラロッシュポゼUVイデア XL プロテクションBB』に切り替えてみてください。
これはBBクリームなのですが、SPF50+/PA++++で紫外線はもちろんのこと、花粉やPM2.5といった大気中の微粒子からもお肌を守ってくれるんです。
花粉症の症状がひどいときには、ベースは極力重ねず、これひとつで完了させるのが最適なんです。
シミや肌ムラなどの気になる部分をしっかりカバーしてくれるのに、それでいて見た目はツヤのある自然な仕上がりにしてくれるんですよ。
とくに、ものすごく荒れてガビガビになった鼻下のリタッチに、これとコンシーラーを混ぜて使うと、保湿をしながらトラブルカバーがちゃんとできます。
崩れにくいのに塗った感があまりないところが、すごくいいんです。
メイク落としを使わなくても洗顔料だけで落とせますから、肌への負担が抑えられるのもおすすめです(chihoさん)
かゆいっ! そんなときにはこれをシュッ!
肌荒れがかゆみとなって出てきたとき、無意識にかきむしって、さらにひどい状態に! そんな状況を避けるためには、『メルシーケア おしりケアスプレー』を使ってみてください。
これは、赤ちゃんのお尻かぶれケアのために作られた、メルシーケアのお尻スプレーですが、敏感肌用の抗炎症効果のある“スプレー化粧水”なんです。
さらっとした使い心地で肌荒れやかゆみ、炎症を抑えて、保湿もしてくれます。出先でかゆみが出たときに、ぜひメイクの上からでもいいので、シュッとひとふきしてみてください。かゆみが沈静化するので、この時期バッグに入れておくととても助かります(chihoさん)
花粉症時期のまさに今、chihoさんが実際に使っている救世主コスメたち。
ぜひ、使ってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣