年齢とともに肌の悩みが増えてきた…どんな美容成分や美容液がよいの? 効果的な塗り方ってあるの? と思う人も多いのではないでしょうか。 そこでエステティシャンの寒川あゆみさんに年齢とともに気になる肌悩み別に、おすすめの美容液の選び方と塗り方を教えてもらいました。
Contents 目次
肌のお悩み別 美容液の選び方と塗り方とは?
自分の肌の悩みに対して効果的な美容液って何だろう?
たくさんありすぎてどれを選べばよいのかわからない…
と悩んでいませんか?
肌の悩みにも原因があることはもちろん、美容液に含まれる成分にも特徴や効果がああります。それらを知った上で取り入れることができるとより効果的です。さらに、効果を高めるためにもパーツ別の美容液の塗り方などもご紹介します。
目もとの細かなシワが気になる
鏡で顔をみると「あれ? 目もとに小ジワが…」「こんな線あったっけ?」と感じたことはありませんか?
目もとはほかの場所に比べて皮膚が薄いのに対して女性の場合はメイクによる摩擦や洗顔時の摩擦、肌の乾燥によって地割れのように小ジワやちりめんジワが入りやすくなります。
日々の生活の中で目もとをこすったり、摩擦をしないようにすることはもちろんですが、スキンケアによる保湿で対策しましょう。
地割れ部分を放置してしまうとどんどんシワは深く長くなり、線の本数も増えてしまいます。そこに乾燥予防やシワに対して高保湿効果のあるコラーゲンやヒアルロン酸、プリテオグリカン美容液(美容業界で注目を浴びた高保湿成分)がおすすめ。
(1)化粧水の量を増やし、コットンに化粧水を含ませてコットンパックをしましょう。
(2)コラーゲンやヒアルロン酸、プリテオグリカン美容液を目もとにのせて指先でシワの部分に浸透させるようにやさしくなじませましょう。
(3)少しだけ皮膚を伸ばし、シワの合間にもていねいになじませましょう。
口もと、ほうれい線のシワが気になる
なんだか影っぽく見える口もとやほうれい線のシワ。笑ったときに入ったシワが元に戻りにくくなるなどシワの深さが目立ち気になりますよね。
口もとにできるシワの原因は…
1.肌表面の乾燥によってシワになる場合
2.ほおの筋肉が低下し、皮膚がたるむことでシワに見える
などがあります。
肌表面の保湿をおこない乾燥させないようにすること、よくかんだり、表情筋を使って笑ったり、話すなど筋肉を低下させないようにしましょう。
乾燥による目もとのシワと同じようにコラーゲンやヒアルロン酸、プリテオグリカン美容液などで口もとの乾燥を予防することで角質層にうるおいが増し、ふっくらすることでシワが目立ちにくくなります。
(1)化粧水を肌表面になじませたあと、美容液を口もとに広げましょう。
(2)ほおを少し持ち上げて中指と薬指の腹を使ってほうれい線部分を伸ばすようになじませましょう。
ほおや目もとのシミが気になる
「あれ?こんな所にシミあったかな?」「ぼやっと見えるのはシミ?」と思ったこともあるのではないでしょうか?
紫外線ダメージや摩擦ダメージ、肌のターンオーバーの乱れによって肌の内部にあるメラニンがスムーズに排泄されずに色が濃くなってしまったり、ぼやっと茶色く見えるシミ。
シミはメラニンの量や数によってシミの濃さや大きさが変わるため、目には見えていなくても日々のスキンケアの中でもシミ予防をしておくとよいですね。
シミをこれ以上濃くしたくない…または、シミ予備軍を予防するためには美白する効果が高い、ビタミンC誘導体やアルブチンがおすすめです。
(1)化粧水を肌表面になじませたあと、美容液をくすみの気になる部分やほおや目もとに広げましょう。
(2)化粧水でコットンを少し湿らせたあと、ビタミンC誘導体やアルブチン美容液をコットンに取り、シミが気になる部分に約2分ほど置いて浸透させましょう。
鼻の黒ずみが気になる
いちごのように鼻周りに黒いポツポツがある…。
黒ずみや毛穴の開きを気にされている人は多いですよね。
鼻周りの黒ずみや毛穴の開きはメイク汚れや皮脂汚れが残ったまま空気に触れることで酸化して黒くなっていたり、意外にも肌内面の水分量が少なく、補おうと皮脂の分泌が過剰になり、毛穴が開いて目立って見える場合があります。
硬くなった角栓にたっぷりと化粧水の水分が浸透することで、自然と浮き出てきやすくなることもあります。また、黒ずみと開いている毛穴をキュッと引き締めるためには、ビタミンC誘導体やアルブチン、プラセンタ美容液がおすすめです。
(1)鼻周りに浸透させる化粧水の量を増やし、コットンに化粧水を含ませてコットンパックをしましょう。
(2)ビタミンC誘導体やアルブチン、プラセンタ美容液を鼻周りになじませましょう。
(3)コットンを化粧水でぬらし、美容液をなじませ、小さめのタッパーに入れて冷蔵庫で冷やしたものでコットンパックをするとより毛穴が引き締まります。
これまで、なんとなくエイジングや肌トラブルのために美容液を選んで塗っていた…というスキンケアを見直しませんか。悩みの原因が何かを理解し、悩みに合わせて効果的な美容液を選び、効果的な使い方をするほうが改善への最短ルートです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。