イメージコンサルタントである岡田実子さん考案の服選びの新法則「顔タイプ診断」。岡田さんのサロンは予約が取れない大人気サロンで、それぞれの個性を生かした服装選びをアドバイスしています。
今回は岡田さんの著書『顔タイプ診断®で見つかる本当に似合う服』(かんき出版)から、ワンランクおしゃれ上手になる3つの法則をご紹介していきます。
Contents 目次
スタイルがよく見えるベストな着丈は?
服を着たときのバランスを決定づける丈感は、骨格タイプをもとにするのはもちろんですが、身長や肉感によっても個人差があるので、全身鏡で見て、自分に最適な着丈を見つけることが大事です。
基本的には、「服の切れている箇所に視線がいきやすい」ということを覚えておいてください。
つまり袖の端や裾など。この位置を体型的にアピールしたいという、自分の体の得意な位置に持ってくることが大切です。
たとえば、二の腕の太さが気になる人は、二の腕部分で切れるフレンチスリーブよりもしっかり隠れる5分袖のほうが細く見えます。
足首の細さをアピールしたいなら、ひざ丈スカートよりも足首が見えるロングスカートを選ぶことで、より一層着やせ効果が高まります。
簡単におしゃれになれる 「3色の法則」
ファッションの一般法則で、「全身で使う色は3色以内におさめるとおしゃれな印象になる」というものがあります。そのときに、大きく分けると2つのパターンがあります。
ひとつはアクセントとなる色をいれる方法。これは垢抜け感がでます。
たとえば、白地にネイビーのボーダーTシャツと、ネイビーのコットンパンツを合わせれば2色。そこに赤のバレエシューズをアクセントに加えるとかわいさが加わります。
もしくは前述のコーディネイトで靴は白のコンバースにして、イエローのカーディガンを肩掛けしても素敵です。アクセントカラーは全身の1~3割にして構成するとよいでしょう。
もうひとつは同系色の3色でまとめる方法。これは上品なおしゃれ上級者感がでます。
たとえば、ベージュのシンプルなニットにブラウンのパンツを合わせ、靴はブラウンのクロコ型押し柄のパンプスをはき、ゴールドのネックレスやピアスでまとめれば、イタリアマダムのようなコーディネイトになります。
こんなふうに全身で3色以内にすると、簡単におしゃれになれます。色をたくさん使いすぎてしまうと、ちぐはぐな印象になってしまうので注意しましょう。
買うべき服は気分が上がる服! 得意分野をとことん生かそう
もしあなたが白を身につけているときによく褒められるなら、白を多めに持つのはとてもよいことです。
自分が得意な色を知っていると、無駄なものを買わずにすみます。
「白はもう持っているからグレーとカーキを買い足そう」などと、ベーシックカラーをまんべんなく買い揃えようとする人がいますが、それよりも得意なものにお金を注いだほうが素敵に見える成功率は格段に上がります。
アイテムに関しても同じことがいえます。
たとえば、白シャツは定番中の定番アイテムで「誰もが持っているもの」として多くの雑誌で紹介されていますが、実際には似合わない人だっています。
そういう人が無理をして白シャツを買う必要はないですし、もっと似合う他のアイテムに目を向けたほうが無駄な買い物はなく、ハッピーですよね。
色でもアイテムでも、決してバリエーションを均等に持つ必要はないのです。
ちなみに、得意な色を見極めるには、人からよく褒められるということ以外に、着ているときに鏡を見て気分が上がるかどうかというのも大切な判断基準のひとつです。
だって、鏡を見たときに実際に似合っていて、素敵に見えるから気分が上がるわけですよね。
外見は「私はこういう人ですよ」という自分を伝えるメッセージ。
自分の「似合う」を軸にどう見られたいのか、どんな職業なのかなどをプラスしていけば、あなたらしく輝く人生への道がつながっていきます。
文/庄司真紀
参考書籍
岡田実子著『顔タイプ診断®で見つかる本当に似合う服』(かんき出版)