低い鼻や、エラ張り顔は、自力ではどうにも変えられないと思っている女性は多いのではないでしょうか。でも、あきらめる必要はありません! ボディメンテナンスセラピスト・久優子さんの提唱する「寝たまま小顔マッサージ」なら、こんな悩みも改善できるのです。
Contents 目次
■久式小顔マッサージなら、理想のパーツに近づける
どうして私の鼻は低いんだろう、このエラはどうにかならないのかな…など、自分の顔のパーツにコンプレックスを抱えている人もいらっしゃるかもしれません。
「鼻が低く見えるのは、鼻のまわりに老廃物やこりがたまっているからです。〝寝たまま小顔マッサージ〟は、骨のキワを押してたまった老廃物を押し流していくので、鼻すじが通って高くなります。それだけでなく、小鼻を押すことで鼻腔が開き、鼻の通りがよくなり、酸素をたくさんとり込めるようになって、つらい花粉症などの症状も改善することがあります。
エラが張ってしまうのは、食いしばりグセがあるせいで咀嚼筋が発達してしまい、硬くなっているからです。筋肉が硬くこりかたまっていると老廃物もたまり、よけいにエラが目立ってしまいます。マッサージで硬くなったエラの筋肉を押してよくほぐせば、老廃物の排出も促されるので、フェイスラインがシャープになり、エラの張りが改善します。
また、いつも同じ側でばかり食べものをかむクセがあると片側のエラが張ってしまいます。張っているほうをマッサージでよくほぐしつつ、左右均等にバランスよくかむように意識することで改善できますよ」(久優子さん)
それでは、寝たままできる、鼻を高くするマッサージと、エラ張りを改善するマッサージのやり方をさっそくチェックしていきましょう。
寝たまま小顔マッサージ <鼻を高くする>
1、左右の中指の第2関節で、両サイドから鼻をはさみ、指の内側に力を入れて鼻を押し込むイメージで押しましょう。鼻のわき全体にまんべんなく行って。これを15秒。
2、はさんだ鼻を小鼻の骨に沿って、上下に細かく動かしながら押していきます。これを15秒。
3、親指と人さし指で鼻のつけ根をはさんで、リズミカルに左右交互に押します。息を止めず鼻から息を吸いながら行いましょう。これを15秒。
4、両手の親指の腹を眉頭の下に当てて押します。これを15秒。
寝たまま小顔マッサージ <エラ張りを改善する>
1、あお向けに寝て、耳のつけ根に、人さし指と中指を当て、鎖骨に向かって押し流します。これを10回。
2、両手の親指を耳の横に当て、曲げた人さし指をほお骨に当てます。人さし指の第2関節でほお骨の内側から外側へと押し流します。顔の中央からこめかみのほうに向かって引き上げるイメージで動かしましょう。これを10回。
3、口角と耳をつなぐ線の真ん中あたりに人さし指の第2関節を当て、小刻みに動かします。小刻みに動かしながら口角を上げて笑顔を作ると効果がアップ。10秒ほど行いましょう。
ほおからあごにかけて走る頰骨筋のこりがほぐれて、エラの張りやほうれい線が改善しやすくなります。
4、左右のフェイスラインの骨に両手の握りこぶしの第2関節を当て、フェイスラインに沿うようにして左右に小刻みに動かします。これを10秒。
鼻が低い、エラ張りが気になる、でもあきらめてメイクでごまかしてたというみなさん。理想のパーツに近づけるよう、ぜひ、1日1分の寝たまま小顔マッサージをとり入れてみませんか?
モデル/加藤夏子 撮影/山上忠 ヘア&メイク/斉藤節子 取材・文/和田美穂