ひとしきり猛暑が続き、疲れを感じる今日この頃、暑い夏を快適に過ごしたいのは万国共通。日本と同じように世界各国にはさまざまな夏を乗り越える秘策が存在します。たとえば夏に精がつく食べものといえば、日本ではうなぎのイメージが強いですよね。一方キューバでは、フルーツに唐辛子を組み合わせた「エンサラダ デ フルータス」というフルーツサラダが夏バテ解消に効果的。ペルーでは「セビーチェ」と呼ばれる魚介マリネが食べられているそうです。もちろん国によって違うのは、料理だけではありません。そこで今回は、世界の夏トラブル回避術をご紹介。数ある対策の中には、日本の夏を乗り越えるヒントが隠されているかも。
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南国の「かゆみ止め」対処法に仰天!?
まずは虫刺されのかゆみを抑える方法から。南米の国ペルーでは、虫刺されのかゆみ止めとして、メンソール入りのクリームを使っているそう。本来は風邪をひいたときなどに胸や喉に塗るものですが、クリームに含まれるメンソールがかゆみを軽減するとのこと。
ブラジルでは、かゆみ止めとして消毒用のアルコールを使用。番組に登場したブラジル人はアルコールの力について、「かゆみが全部消える」「バイ菌も殺せる」とコメントしていました。
オリーブオイルを使った対策をとるのはキューバ。キューバでは「かゆみ=空気に触れることで起こる」と考えられており、オリーブオイルで虫に刺された箇所を閉じ込めます。
では3つの中で、かゆみ止めとして最も効果的な対処法はどれなのでしょうか。秋津医院院長・秋津壽男先生によると、ペルーの対処法が効果に期待できるとのこと。その秘密は、やはりクリームに含まれるミント成分に。ミント成分には血管を引き締める作用があり、かゆみ成分の拡散を防ぐ効果につながるといいます。気になる人はミントの力を体感してみては?
ブラジルの日焼けケアでは「アボカド」が必須!?
6月20日放送の「よじごじDays」(テレビ朝日系)では、さらに日焼けケアについてピックアップ。日焼けややけどの痛みを抑える対処法として、日本ではアロエが使われることがありますよね。しかしほかの国々では、まったく異なるアイテムが使われていました。
たとえばブラジルの日焼けケア対策はアボカド。熟したアボカドの実をとり出し、ペースト状にして日焼けした肌に塗っていきます。一方、カナダでは日焼けケアに鮭を使用。鮭の皮を剥ぎ、皮の内側を表にして日焼け肌に直接貼るそうです。
2つの日焼けケアについて、秋津先生はブラジルの対処法をおすすめしていました。日焼けは一種のやけどなので、ケアする際は冷やすことが必須となります。アボカドパックは肌を冷やす効果が期待できるほか、空気を遮断してくれるので日焼けケアになると語っていました。
さまざまな世界の暑さ対策が紹介され、ネット上では「ペルーのかゆみ止めはカンタンに真似できるかも」「アボカドパックは肌にもよさそうだけど、ちょっともったいない…」「国によって民間療法はぜんぜん違うんだね」などの反響が続出。
世界の夏トラブル回避術はほかにもたくさんあるので、気になる人はぜひ調べてみてくださいね。
ライター/プリマ・ドンナ