着るだけで今っぽくて、そして防寒性も高い“タートルニット”は、これからの時季に欠かせないアイテム。ただひとつだけ難点を挙げるなら、型の特性上、選び方を間違えると顔が大きく見えてしまったり、実体型よりも体型ブスに見えやすくなるのです。そこでスタイリストの筆者が、小顔美人に見えるタートルネックのじょうずな選び方をお伝えします。
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例えばこんな経験はありませんか?
雑誌やSNSでモデルさんなどがすてきに着こなしているタートルニットも、いざ自分が着てみると、“着る”より“見る”ほうが断然かわいかったということに気づく、見栄えだけがよかったパターン。
他人が着ていてステキに見えたからといって、必ずしも自分に似合うわけではありません。とくにタートルニットはこれに当てはまりやすいアイテム。
このように、見た目のかわいらしさだけでは似合うものが見定めにくいタートルニットですが、その一方で、タートルニットを着て美人に見える絶対法則が存在します。この絶対法則にのっとったタートルニットを選べば、小顔もスタイルアップも可能になるのです。
タートルニットは“首が長い人”専門の服と心得よ
まず最初にお伝えしておきたいのは、どんなタートルニットでも似合う人がいるということ。それは、首が長くてほっそりしている華奢な人。
ということは、このタートルニットが似合う万能体型モデル(首ほっそり&首が長い華奢な体型)に似せて、コンプレックスをできるだけカバーするタートルニットを選べばよいのです。これこそ絶対法則!
似せることができないタートルニットは却下。そのくらいの潔さが、似合うタートルニット選びには必要です。
首にフィットするタートルニットは、こう選ぶ
首にタイトにまとわりつくタイプのタートルニットはどんなものを選べばよいのか。ポイントのひとつは、素材。
編み目の細かいハイゲージニットを選びましょう。さらに、なるべく編み目がフラットなものを選ぶと失敗がありません。
縦うねが特徴的なリブ編みは、ぽっちゃりさんの“余計なお肉”を拾いやすいため、背中や腕、肩周りを大柄にも見せてしまいがち。ぽっちゃりさんは避けたほうが無難です。
首に当たる部分は、お行儀よく折らずに自然にたるんだ感じで着るのがコツ。
折ってしまうと、首を短く見せたり、顔と首の境目をくっきりさせてしまうことで、かえって顔を大きく強調しやすいのでおすすめしません。タートルニットから自然に首をのぞかせるとよいですよ。
首にフィットしないタートルニットは、こう選ぶ
首周りに余裕がある作りのタートルニットは、オフタートルと呼ばれるものが主になりますが、選ぶときのポイントになるのは首の部分の形状です。
横より縦に立ち上がるオフタートルニットを選びましょう。すっきりとした、小顔効果が得られますよ。
ちなみに横に広がるオフタートルニットは、編み目があらいローゲージニットの場合、膨張してみえやすいため、ぽっちゃり体型さんの“厚み”を拾いやすく、より大柄に見せてしまいがち。とくに柄アイテムや膨張色は避けるのが無難です。
ただし、すそがアシンメトリー(前後や左右で非対称)なものを選んだり、編み地が縦柄のものを選ぶと、厚みのあるオフタートルニットでも、スタイルアップが叶えられます。
いよいよ寒さも本格化。これからたくさん活躍すること間違いなしのタートルニット選びの参考にしてくださいね。