2020年の幕開けを、サイモン・スティーヴンスの新作書き下ろし舞台『FORTUNE』の出演で飾る女優の吉岡里帆さん。舞台は『ファウスト』を現代版にアレンジした作品で、森田剛さん演じる主人公のフォーチュンとともに堕ちていくヒロイン・マギー役に挑みます。今回はそんな吉岡さんの美ボディ作り&美肌の秘訣に迫ります。そして意外なダイエット歴まで、人なつっこい笑顔で話してくれました! *前編はこちらをチェック。
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■舞台前は筋トレが欠かせません
大学時代から小劇場に立ってきた吉岡さんにとって、イギリスを代表する劇作家の新作舞台への参加は格別の思いがあるといいます。
「私が初めてお芝居にふれたのは、小劇場の舞台です。それだけに舞台への憧れは強く、作品の世界観をどこまで体現できるか? というプレッシャーもいつも以上に感じています。舞台は映像作品とは違い、生身の肉体と声がお客さまにダイレクトに伝わる場所。舞台上でお客さまに伝えられるようにエネルギーを放出すべく、時間をかけて体を鍛錬していきたいです」(吉岡さん)
発声法や滑舌の訓練に加え、目下とり組んでいるのが筋トレだそう。
「舞台ではとくに持久力が必要で、体力作りという意味でも筋トレは欠かせません。腹筋や腕立て伏せは寝る前などに自宅でもやりますし、朝や夜も行けるときにはなるべくジムに行きます。舞台上ではずっと腹式呼吸になるので、腹筋、背筋、腕立て伏せなどの基本的なメニューは必ず組み込みます。ジムでは有酸素運動も行って、肺活量を鍛えるようにしていますね。
食事面は、舞台上で力強く立つために、お肉やお魚などのたんぱく質を中心にしっかり食べています。炭水化物もとってパワーをつけて、今回の舞台に挑みたいです」
■自宅栽培で育てたレモンを食べています!
女優という仕事柄、役作りのためにさまざまなダイエットも経験。効果の高かったダイエット法を聞いてみると…
「毎食いろいろな食材を食べるのではなく、朝・昼・夕に食べる品目を決めてしまうやり方です。私が実践したのは、朝食は野菜のスムージーのみで、お昼は動物性たんぱく質とサラダ、夜は植物性たんぱく質とサラダをとるという方法でした。トレーナーさんと相談しながら決められた栄養を必ずとって、ふだん必要以上に食べているものをそいでいくので、大事な芯はそのままに、体のラインがシャープになっていきました。
そのときは夜は毎日サラダと豆腐とめかぶのディナーという感じで、めっちゃツラかったです(笑)。
私はおやつが大好きで、撮影の合間に差し入れのお菓子を食べるのが楽しみのひとつ。その期間は差し入れのお菓子を見つめて、『なんとかして食べられないものか?』と言い訳を考えたりしていました(笑)」
現在はサプリメントをとり入れながら、バランスよく食事をとって、トレーニングをするという生活に。みずみずしいお肌の秘密もそのあたりにあるようです。
「ビタミンCはサプリメントからもとりますが、私はレモンがすごく好きなんです。自宅栽培で育てたレモンをそのまま食べたり、はちみつ漬けにして食べています。スキンケアで心がけているのは、仕事が終わったらメイクをその場で落として肌を休ませることと、肌をこすらないようにやさしく洗顔すること。夜は寝る前にジェルタイプのパックを塗ってしっかり保湿しています」
また、多忙な日々のなかで癒しになっているのが、自宅で育てている植物の手入れなのだそう。
「レモンの栽培をきっかけに、家で植物を育てるのにはまっています。ハーブもいろいろありますが、今とくにかわいがっているのがトネリコという木。かわいがり過ぎて天井に届きそうな勢いですが、せっせと植物のお世話をするのがちょうどいい気分転換になっています!」
何ごとにも全力投球する一方で、自分なりのリラックス法を見つけ、日々ワクワクをたやさない。それも、パワフルでチャーミングな吉岡さんの美の秘訣のひとつかもしれません。
<Profile>
吉岡里帆(よしおかりほ)
1993年1月15日生まれ。京都府出身。連続テレビ小説「あさが来た」(2015年)に出演し注目を集める。主な近作に主演ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(2018年)、「パラレルワールド・ラブストーリー」(2019年)、主演映画「見えない目撃者」(2019年)、声の出演をした映画「空の青さを知る人よ」(2019年)など。10月クールドラマ「時効警察はじめました」が現在放送中。
(舞台情報)
『FORTUNE』
東京公演2020年1/13~2/2(東京芸術劇場 プレイハウス)、松本公演2020年2/7~9、大阪公演2020年2/15~23、北九州公演2020年2/27~3/1
●公演チケットは、11/30よりチケットぴあ、イープラス、ローソンチケット他にて販売
ドレス¥58000 (税抜)
ヴァネッサブリューノ(ユグランス) 03-5725-3280
撮影/田辺エリ ヘアメイク/Mifune (SIGNO) スタイリスト/Eriko Suzuki 取材・文/浜野雪江