今年も冬本番! 空気の乾燥で手肌がカサカサ、シワシワになっていませんか。手肌の乾燥を放っておくと、手荒れや肌のエイジングが定着してしまいます。でも大丈夫、ハンドケアは夜寝る前のマッサージで大きく変わります! しかもこれからの時期はインフルエンザなど感染症のウイルス対策で手洗い回数が増加すると、手荒れが起こることがあります。今回は見直したいハンドクリームの選び方、マッサージ法についてお伝えしていきます。
Contents 目次
血行&冷えにはビタミン系クリーム
ふだんはあまり意識しないですが、ハンドクリームにはさまざまな種類があります。大きく分けると、ビタミン系、保湿系、尿素系の3つ。
保湿系は一般的なハンドクリームで、シアバター、各種オイル系など保湿成分を中心に配合したものです。かさつきが気になるときに、日ごろのケアとして使うのがオススメです。
またゴワゴワと皮膚がかたくなっているところに用いたいのが尿素系です。かたくなった肌をやわらかくしてくれます。
ビタミン系は、ひびやあかぎれなどの手荒れに効果的。特に冬は冷えからくるひびやあかぎれが多くなりますが、その予防策としては冷えを改善し、血行をよくすることが大切です。
ビタミンEは血行をよくしてくれる効果があるので、こうしたひびやあかぎれがあるときに選びたいクリームです。
手肌の状態、症状によって選び方は変わってきます。
どのクリームもドラッグストアで手軽に手に入りますが、手荒れの改善には自分に合ったものを選ぶことが重要です。
夜寝る前にマッサージすると効果倍増!
こまめにハンドケアができるといいのですが、日中は炊事や家事、デスクワークとクリームを塗布するのが難しいときもありますよね。
そんなときには夜の集中ケア。夜は比較的ハンドケアに時間をかけられますし、日中よりもクリームの栄養成分がとれないので、効果も持続します。
【夜のハンドマッサージのステップ】
ユースキン製薬によると、クリームの量は人さし指の第1関節1つ分が目安です。少し多めですが、最初の3日はこの量を意識し、症状が改善したあとはいつもどおりの使用量で大丈夫とのことです。
ビタミン系ハンドクリームを使った肌荒れと冷えを予防するハンドマッサージ。手荒れの重症化を防いでくれますよ。
(1)手の甲にクリームをたっぷりとります。
(2)両手の甲を重ね合わせて、少しずつ広げます。
(3)手のひらを使ってしっかりとすり込むようになじませます。(親指側から小指側へ)
(4)指の1本1本に、ていねいに塗り伸ばします。(親指から順に)
(5)爪のまわりを押しながらマッサージ。
(6)指の股は特に乾燥しやすいので必ずケアを。
(7)親指と人さし指の間を気持ちのよい強さで押します。
(8)手袋をはめてお休みください。
症状が気になるところは重ねづけしていきましょう。
マッサージをすることで塗りムラがなくなり、ハンドクリームの効果をより実感できます。さらに末端の血流の改善に役立ち、冬場の冷えの予防につながります。
手荒れを放っておくと、傷にウイルスや菌がつく可能性もあるため、インフルエンザなど感染症対策の手洗いのあとには、ハンドケアの習慣をつけるようにしていきましょう。
今回、ビタミン系クリームとして広く知られる「ユースキンA」(指定医薬部外品)を使ってみましたが、有効成分が効いて、カサカサした肌のうるおい力が見違えるようでした。
血行促進するビタミンE、ビタミンB2、消炎作用のあるdl-カンフルが入っていて、冷えが気になる手指や足指にはぴったりです。
ひび、あかぎれ、しもやけによいのですが、爪先までマッサージすることで、ささくれの予防や弱くなりやすい小さな爪の強化にもよさそうです。
文・写真/庄司真紀