12月より美容研究家・岡江美希さんの新企画「お悩み相談室」がスタート! 美容に関するテクニックからときには人生についてまでを、全方向に経験豊かなアラフィフがズバズバ斬りつつも、親身にじっくりお答えします! 初回は「冬場あるある」な、こんなお題からいってみましょう!
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【お悩み】職場の乾燥がひどくて、毎朝保湿を入念にしても昼過ぎにはカッサカサ!
乾燥しがちな冬によくあるお悩みですね…
どんな対策をすべきでしょうか?
【岡江アドバイス!】
肌が乾燥するとお困りのあなた…ズバリ、寝不足になっていません? できることが限られる職場では、デスクでコンパクトな加湿器を使ったりマスクをつけるなどで水分の蒸発を防ぐ方法もあるのですが、それよりもしっかり寝たほうが肌のうるおいがよみがえると思うんです。睡眠中に肌を修復してくれる成長ホルモンが分泌されるまでは、入眠から2時間くらいかかると言われています。
また、冬は血流が滞りがちですから内臓の疲れもとれにくく、肌のうるおいまで体の修復機能が追いつかないのです。冬の朝「布団から出たくないわ~」となるのは、眠い寒いだけでなく、血流が滞り体の機能が低下しているのも要因のひとつ。夏と冬では、体が違います。ですからできる範囲で「寝たいだけ寝る」べし! 30分でもいいので長めに寝てみてください。
あとは朝食やランチでしっかり炭水化物を食べること! 糖質が少なくなると、細胞に水分がまわらなくなるように思えます。私も一時期ダイエット目的で「糖質オフ」をやりました。あれはね~、確かにやせますが…肌がパッサパサになってシワだらけ! になっちゃいました。ですから今では逆に、ランチは炭水化物を積極的にとっています。
ひとつだけ気をつけるのは「ベジファースト」を守って食べること。ひと口目に糖質(炭水化物)を食べればやっぱり、太りやすくなりますからね。そこでランチタイムには必ず、ブレンダーで作った野菜&フルーツジュースをボトルに入れて飲むようにしているんです。いつも入れるのはりんご、にんじん、レモン。そこにプラス残りもののフルーツ、野菜を適当にね。いつもカットしたものを、冷凍しています。それに豆乳入れて、ジュースを作るんです。それを会社に持ってきてランチ前に飲んでから外に出かけ、パスタやうどんを食べています。そうしておけば太らないうえに、乾燥ジワとも無縁。
あとは、肌の細胞に水分を届ける肝臓の働きを助けるため、しじみのおみそ汁なんかもおすすめです。肝臓を労わるという意味では、酒飲みの人は(私か!)、冬場は少し控えめに。
肌の乾燥にお困りの人、まずは夏と同じ生活をしていないかを再確認してみてくださいね!
取材・文/木下 頼子