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糖質とカロリーの違いを知って、食事もお酒も楽しめるダイエッターに! 「サッポロ 極ZERO 爽快ゼロ」発売記念イベントレポート
1月30日にサッポロビールから新発売された、糖質ゼロ(※1)・プリン体ゼロ(※2)・人工甘味料ゼロという3つのゼロに加え、低カロリーNo.1(※3)(18kcal(※4)/100ml当たり)を実現した機能系新ジャンル飲料「サッポロ 極ZERO 爽快ゼロ」。この体験会が1月24日、都内某所で行われ、管理栄養士の麻生れいみ先生と、ギルトフリースイーツとして話題の日本初「ブリスボール」の専門店『FOOD JEWELRY』の代表の坪井玲奈さんのトークショーが行われました。中でもダイエッターや糖質制限中の人にとって興味深い内容をお届けします。
Contents 目次
糖質とカロリーの違いとは?
まずは、管理栄養士であり20kgのダイエット成功者でもある麻生れいみ先生の講義から。「糖質ゼロとカロリーの違いについて」がテーマでしたが、じつは糖質ゼロでもカロリーが低いわけではないということはご存じでしたか?
「カロリーとは、エネルギーの単位のことです。1ℓの水の温度を1℃上げるために必要なエネルギーが1kcalになります。消費カロリーを摂取カロリーが上回ってしまったら、余ったエネルギーは脂肪に変わって太ってしまいます。」(麻生れいみ先生)
そもそも、なぜ糖質制限が必要なのでしょう?
「私たちは食事をすると血糖が上がります。血糖が上がるとインスリンが分泌されて血糖を下げようとします。このとき糖質を多く摂ると、血糖値が急上昇して、インスリンが分泌するのですが、インスリンというのは余った糖を脂肪に変えるという働きがあるんですね。そのために太る原因になり、糖質を控えようとなるのです」
だからといってご飯だけを抜くような糖質制限はNGだと麻生先生は言います。
「今日から糖質オフを始めてみようというときに、いつもの食事からご飯だけを抜いてしまう方が非常に多いんですね。タンパク質もビタミン・ミネラルも足りていない方が多いので、こういう食事法をすると、ただのエネルギー不足になってしまいます。しかも、基礎代謝が落ちて、省エネタイプの体になって、自らリバウンドしやすい体質をつくることになってしまいます」
そこで、ぜひやってほしいのが、主菜や副菜を足すということ。
「いつもの食事にタンパク質、ビタミン・ミネラル、食物繊維を足して欲しいんです。小鉢でほうれん草を一品とか、豆腐を一品とか、唐揚げも低糖質なのでおすすめです。低糖質=低カロリーとは限りません。
ドライフルーツは低カロリーだけど高糖質ですし、ナッツ類は低糖質ですが高カロリーなんですよ」
食べる量については、麻生式のとっても簡単な考え方があります。それは「“手ばかり”分を一食の目安に」です。その目安は以下です。
・片手に乗るくらいの量=タンパク質一食分の目安:だいたい100g
・両手の上に山盛りいっぱい=生野菜一食分の目安。煮たり蒸したりしたときは、片手以上を目安にしましょう。
・握りこぶし一個分=炭水化物一食分の目安。これでコンビニのおにぎり100~150gくらい。
・おやつは、果物だとこぶし一個以内。スイーツなら、手のひらに乗る量を目安に
「私たちの体は自分の食べたものでできているんですね。正しく糖質とカロリーを理解して、罪悪感を持たないで、楽しくおいしく健康的な食生活を心がけましょう」
量より質が求められる時代にふさわしいギルトフリー
その後、行われた管理栄養士の麻生れいみ先生と、ギルトフリー(罪悪感なし)の話題のスイーツ「ブリスボール」の日本初専門店『FOOD JEWELRY』の代表の坪井玲奈さんとのトークショーも行われましたので、その模様もご紹介します。
司会:食の現場で活躍をしているお二人ですが、まず2018年の食のトレンドを教えてください。
麻生:私は、2018年は「量から質へ」になるのではないかなと思っています。糖質制限って昨年すごく流行ったと思いますが、制限というと、すごくストレスを感じてしまいますよね。最近いわれているのが、「糖質選択」ということなんです。つまり、糖質の質を選ぶということなんですね。「ギルトフリー」というのもそうなのではないでしょうか?
坪井:量より質が注目されているという実感は非常にありますね。もちろん質を頭で考えてちゃんと選ぶというのはもちろんですし、そういった糖質やカロリーをとるときの気持ち、心の動きについても注目が高まってきているんじゃないかなと思います。その流れのひとつが罪悪感のないギルトフリーなメニューに対しての関心の高さなんじゃないかなと思っております。
司会:坪井さんは実際にギルトフリーメニューを提供されていますが、実際に生活者がギルトフリーメニューを選択するようになっているというご実感はありますか?
坪井:実感ありますね。食というのは、大きくふたつに分かれるかなと思っていまして、日常の食事、いわゆる日常食と、スイーツやお酒のようなし好品に分かれると思っています。人って日々の食事のほうからちょっとずつ考え方が変わっていくと思うんですよね。たとえば、今日のランチ、AランチとBランチがあったら、ヘルシーなほうを選んでみたり。でも、お菓子を食べたり、お酒を飲んだりするのは特別な時間なので、まあいいやと思って、暴飲暴食しがちなんですよね。そのあとの罪悪感を考えると、実はこういう幸せを感じるための時間にとるし好品も、しっかり選択していかないといけないなという風に、意識が変わってきているんじゃないかなと思っています。だからこそ、お酒やスイーツのようなし好品にも、罪悪感なしに食べられるギルトフリーの意識が高まってきているんじゃないかなと思っています。
会場では、実際に坪井さん考案の「ブリスボール」を試食。砂糖などは不使用なのに、自然の素材からの甘みや食感などで、かなり満足度の高いスイーツとなっていました。見た目もとってもかわいいので、視覚的にも満足感がありますよね。
女性ユーザーに喜んでもらえる商品が開発の原点!
今回、新発売となった、機能系新ジャンルに属する「サッポロ 極ZERO 爽快ゼロ」。「機能系」とは、糖質ゼロ、プリン体ゼロなど機能を全面に押し出している商品のことで、「新ジャンル」とは、「第3のビール」を意味します。この「サッポロ 極ZERO 爽快ゼロ」の開発の原点は、機能系新ジャンルのメインターゲットでもある女性ユーザーに、「もっと喜んでいただける商品とは?」を追求した結果だったそう。
独自にアンケート調査した結果、糖質ゼロの商品を飲んでいる人の中でも、カロリーは半分以上の人が認識していなかったといいます。中には、糖質ゼロ=カロリーゼロと思っている人もいたそう。そこで、糖質ゼロ(※1)・プリン体ゼロ(※2)・人工甘味料ゼロという3つのゼロに加え、低カロリーNo.1(※3)(18kcal(※4)/100ml当たり)を実現。
爽快さを追求したビールテイスト
さらに、機能系新ジャンルのユーザーの好みに合う、切れがあって飲みやすい、爽快感のある商品を開発。シトラスのような爽やかな香りが特長のフレイバーホップを採用し、フルーティな香りと、切れのいい飲みやすさは、まさに爽快! 糖質制限やダイエット中の人は体に負担も気兼ねもなく飲める「サッポロ 極ZERO 爽快ゼロ」は、指名買いしたくなる商品です。ぜひ一度お試しを!
ブランドカラーになっている、爽快さを表すターコイズブルーが目印。
(※1)栄養表示基準に基づき、100ml当たり糖質0.5g未満を糖質0としています。
(※2)100ml当たりプリン体0.5㎎未満をプリン体0としています。
(※3)国産大手メーカーより現在発売されている糖質0のビール類において(サッポロビール株式会社調べ2017年10月現在)
(※4)栄養表示基準による。
麻生れいみ
管理栄養士。低糖質料理研究家。出版社の編集、雑貨店経営などを経て、自らのダイエット成功の謎と理論を解くべく栄養士の道へ。服部栄養専門学校栄養士科を卒業。現在は大手企業の特定保健指導・栄養相談、病院の臨床研究において栄養療法を監修。著書も多数。最新書籍に『糖質と血糖値の教科書』(G.B.)がある。
坪井玲奈
砂糖不使用、ドライフルーツやナッツ等、100%自然素材からうまれた、罪悪感ゼロのスイーツ「ブリスボール」の日本初の専門店『FOOD JEWELRY』の代表。現在は、日図やヒカリエストア地下2階、新宿丸い本館5階に直営店がある。
取材・文/奥沢ナツ