日本ではあまりなじみがないですが、ヨーロッパでは親しまれている野菜の「ルバーブ」。フランスではジャムやタルトにしたり、煮たりして愛されています。赤い茎をもち、ふきのような見た目のルバーブは、根が漢方でも使われているという有用食材。栄養豊富なことから最近では健康野菜としても注目されています。今回は、カルディで見つけたフランス産ルバーブのコンポートを食べてみました。
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ルバーブを90%使用
カルディで見つけたのは果物加工で長い歴史を誇るマテルネ社の「マテルネ コンポート ルバーブ」。
ジャムなどに用いられるのはルバーブの赤い茎の部分。食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富で、この時期に気になるむくみによいカリウムや眼によいアントシアニンなども多く含まれます。
コンポートは伝統的な保存法で、果物を水や砂糖水などで煮て作ります。ジャムよりも糖度が低く、やさしい甘さが特徴です。
原材料はルバーブ、砂糖/ゲル化剤(カロブビーンガム)のみ。ルバーブが約90%使用されています。
糖度は28度。一般的には糖度40度以上でジャムのカテゴリーに入るので、砂糖をほんの少し加えているという感じでしょうか。
梅のようなほのかな酸味
ルバーブの茎は加熱すると、すぐに溶けてしまうそうです。それでジャムやコンポートにするのが適しているのですね。
瓶を開けてみると、ルバーブが溶けて、繊維になっているのがわかります。
この繊維がたくさん入っていて、食物繊維が豊富なのがうなずけます。特に変わった香りもしません。
色合いは、着色料なしの自然そのままの色という感じで、おいしそうです。
ルバーブはその酸味が強いことでも知られていますが、このコンポートはちょうどいいくらいの酸味。
初めて食べたのですが、「何かに似ている」という気がして、とても食べやすい味わいです。何かの野菜というより、梅です。梅ジャムの酸味とちょうどよく似ています。
コンポートは梅にりんごを足したような味わいで、ほのかな酸味にやわらかい果物の甘味が感じられます。
パンにつけて食べたり、ヨーグルト、アイスクリームにかけたりしても○。いちごなどほかの果物に添えて食べたり、サラダのドレッシングにしても合いそうで、何かと使い勝手がよいですね。
夏バテのときに酸っぱいものを食べたくなったら、ルバーブのコンポートが重宝しそう。栄養価も高くて、おいしく、コンポートのひんやりした食感が食欲をそそります。ぜひ試してみてくださいね。
マテルネ コンポート ルバーブ 280g 税込448円
文・写真/庄司真紀