暑い夏はさっぱりさわやかな味わいのレモンに特にそそられますね。それは日本に限ったことではなく、アメリカ・シカゴでもそうなのだとか。寒い冬と対照的に夏が短いシカゴでは、その一瞬の夏を楽しもうと、レモン関連のさまざまな商品が店頭に並びます。きれいなレモンイエローが目を引く商品群、なかには日本ではあまり見かけないレモン商品やレモンの楽しみ方もあるようです。シカゴ在住ライターからのレポートです。
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シカゴでも日本に劣らずレモン商品が目白押し
冬が長いシカゴでは短い夏を思いっきり楽しみます。今年の夏は世界的にもコロナが蔓延し、旅行やイベントなど自粛ムードで、思うように外食すらままならない状況のシカゴです。そんな夏でも毎年の季節物として限定商品などが店頭に並び元気なのがレモンです。日本でも蒸し暑い夏の時期にはレモン関連商品が大人気ですよね。ここアメリカはシカゴでも同じで、毎年ちょっと変わったレモン関連商品が店頭に並ぶのを楽しみで待ちきれないファンも多いようです。ビタミンたっぷりで酸味がさわやか、色も黄色と何だかかわいく、レモンの形や、輪切りにした模様など女性に人気で、レモンがパッケージにあると買わずにいられない人も少なくありません。
2020年のレモン商品はこれだ!
たくさんあるレモン関連商品からほんの一部をご紹介します。コーンシロップや砂糖の甘さにピッタリなレモンの酸味が甘酸っぱく絶妙なバランスのケトルコーン。カリッとしたビスコッティに甘いレモンのさわやかな後味のアイシングがコーティングされていて夏の涼しい午前中にお庭でのティータイムなどにピッタリです。
日本でも人気のツナ缶ですが、パウチパックに入ったレモン味のツナもサラダ、サンドイッチ、パスタなどにアメリカでは重宝されています。
そして、日本と比べるとアメリカではお得で豊富な種類が揃っているチーズですが、このチーズにもレモンの果汁や、ゼスト(レモンの皮)が入ったサッパリ味の商品が発売されています。このチーズ、まるでチーズケーキのように口の中で溶けていきます。そのチーズで面白いのがレモンの形などをしたパッケージで、これがまた、かわいいこと!ついつい手にとって購入する人、続出です。
レモンのフィリングやコーティングがおすすめのチョコレートトリュフはダイエットをしている人でも背徳感を忘れてしまいそうです。レモンバトンはレモンクリームが中に入って細身で食べやすく紅茶やコーヒーに合います。
瞬時に涼しくなるならやっぱりアイスクリーム! レモンジュースがたっぷり入ったアイスはキーンと頭の中まで涼しくしてくれ夏には最高です。
レモンを使った簡単料理なのに、どれもおいしく見栄えも素敵になる
アメリカではレモンを使った料理がレストランには必ずと言っていいほどあるのですが、お料理に使っていなくても別で持ってきてくれたり、お水にレモンのスライスを入れてとリクエストするとほとんどの場合、快く持ってきてくれます。
そんなアメリカでの夏にピッタリ、簡単レモン料理と言えば、まずご紹介するのがチキンのハニーレモンソテー。日本でもはちみつレモンが流行りましたが、やはりはちみつとレモンの愛称は抜群で、これにバターをタップリ入れて作ったソースにチキンを入れて一緒にソテーするとコクのある甘さと爽快なレモンの酸味が上品なソースとなってチキンにからみ、高級な味に大変身!そこに差し色のバジルの緑を入れると見栄えはもちろん、味もインパクトのある一品となります。
次にアメリカのデザートと言えば、昔からカップケーキが有名で、各家庭でママの作ったカップケーキが子どもの頃の思い出となっている人も多いようです。このカップケーキにレモンジュースをタップリ入れて、トッピングにスライスしたレモンの果肉を乗せて焼くと酸っぱさが暑さも和らげる優しい味となって口の中に広がります。
そして、「えーっ!?」とびっくりするかもしれませんが、コーヒーにレモンジュースを少し入れて飲むレモンコーヒーも暑い夏にはおすすめです。コーヒーの苦さと深みがレモンの酸味でのどごしよく、後味も清涼感となり飲みやすくなり、クセになる人、続出です。
ほかにも、この時期にぴったりなレモンカラーの食器など雑貨もいろいろ見つけることができます。
まだまだ暑い夏が続きますが、今後出てくるレモン関連商品を見つけて試したり、レモンを使ったアレンジ料理などがシカゴでは続きそうです。
写真・文/脇方真由美