夏に食べたくなるごま豆腐。滋養に満ちたごまのパワーで夏バテぎみの体もパワーアップできます。暑いので、火を使わないというのも手軽でうれしいですよね。カルディで見つけたのは、伝統製法で作られた聖食品のごま豆腐。素材にこだわり、ぷるんとした食感も魅力です。「金胡麻とうふ」「黒胡麻とうふ」「落花生とうふ」の3種をレビューしていきます。
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伝統製法でぜい沢にごまを配合
精進料理の代表格であるごま豆腐。古くから貴重なたんぱく源として食されてきました。すっかり家庭でもおなじみのごま豆腐ですが、もとは高野山や永平寺がルーツ。聖食品のごま豆腐は高野山に昔から伝わる製法と最新技術を駆使して作られています。
「高野山製法」はペースト状にすりつぶした練りごまではなく、ごまの最上のエキスをしぼり出した「ごま乳」を使用。練りごまを使用する場合に比べておよそ2倍のごまの量が必要になるのだそうです。
ごまは良質なたんぱく源であるほか、抗酸化作用のあるゴマリグナンやビタミンEも豊富に含有しています。健康的な食品なので、食欲がないときやちょっと体重が増えたときの調整食としてもいいですね。
ごまの深いおいしさを堪能
「金胡麻とうふ」は黄金色をした希少なごまを使用。黒ごまと比べると、脂質が高く、コクのある味わい。懐石料理など高級志向の料理などによく使われているものです。
食べてみると、ごまの香りも味わいも濃厚! 金ごまを堪能できるおいしさです。伝統技術を活かして絞るときにごまの皮などが入らないようにしており、なめらかな食感がほかにはない一品です。
続いて食べてみたのは、「黒胡麻とうふ」。
団子などの甘いごまのたれを想像するかもしれませんが、甘さはほとんどないです。その代わり、ごまの凝縮したおいしさがあり、ついつい箸が進みます。みそだれなどをお好みで手作りしてもよいかもしれません。
ごまは種類が違っても栄養価はそれほど変わらないですが、黒ごまは色素のもとになるアントシアニンが多く含まれています。
そして、最後に、あまり食べたことのない「落花生とうふ」。
落花生の濃い風味が口のなかに広がります。沖縄のジーマミー豆腐ともまた違った味わいです。幾分、甘さがあるので、デザートとしても食べることができます。
聖食品のごま豆腐はたくさんの種類があり、今回の3種類以外にも「白胡麻とうふ」や「枝豆とうふ」などもあります。賞味期限も比較的長いので、冷蔵庫にいくつか常備しておくと夏の食卓で重宝しそうです。
聖食品「金胡麻とうふ」60g×2p 「黒胡麻とうふ」60g×2p 「落花生とうふ」60g×2p 各税込128円
文・写真/庄司真紀