残暑疲れが気になるこのごろ、弱った体に栄養をチャージするなら甘酒はいかがでしょう。甘酒は昔ながらの暑気払いのひとつですが、近年では栄養価の高さから“飲む点滴”ともいわれ、市販品も増えてきました。そのなかでも無印良品の「糀だけでつくった甘酒」はおいしいと話題の品。砂糖や甘味料を加えず、糀本来の甘みを生かしています。さっそく試してみました!
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美容に健康にうれしい糀甘酒
発酵ブームから人気に火がついた甘酒。甘酒は年中ありますが、夏の季語になっている通り、甘酒を飲むなら、暑さで疲れた今がいちばんいいタイミングです。
甘酒とひと口にいってもいろいろ種類があり、砂糖を添加しているものや酒粕を水で溶いたものもあります。健康効果を狙うなら米糀とご飯から作られた、砂糖を加えていない糀甘酒がオススメです。
発酵食品である糀甘酒に含まれる有効成分は350種類以上。これらが相乗的に作用し、疲労回復や免疫力アップ、美肌などによいといわれています。アミノ酸が豊富なので、筋力を高めるほか、中性脂肪やコレステロールの減少作用など、ダイエット的にもうれしい作用がたくさん!
自然な甘みがおいしい!
無印良品の「糀だけでつくった甘酒」は2倍濃縮タイプ。小鍋などで糀甘酒100gを100mlのお湯とゆっくり混ぜながら、沸騰しない程度に温めて作ります。
お鍋に出すとつぶつぶのご飯や糀が入っているのがわかります。かき混ぜ、温まったら火を止めてでき上がり。糀甘酒のいい香りがしてきます。ほんの少し甘いみそのようなやさしい香りです。
市販の甘酒とは違って甘さは控えめ。発酵による自然な甘みで全体的にすっきりしています。まろやかでコクがあり、お米のおいしさを感じさせる豊かな味わいです。お米や糀のつぶつぶ感も素材本来の栄養が詰まっている感じがして、おいしいです。
原材料はお米と種麹のみ。それでいながら、味わいといい栄養価といい、発酵の力は偉大ですね。
こちらは2倍濃縮タイプですが、自分の好みの濃さにできるというメリットもあります。甘酒は飲み慣れない人も多いでしょうから、初めは薄めにしてもよいかもしれません。それでも十分おいしくいただけました。
糀だけでつくった甘酒 300g 2倍濃縮タイプ 税込490円
文・写真/庄司真紀