CATEGORY : ダイエット |食べる
注文を受けてから凍らせる? できたてふわっふわしかもヘルシー「ケールを“かケール”青汁ミルク氷」 #Omezaトーク
“かき氷”と聞けば、頭がキーンがお約束。頭の内側をキンキンさせながら食べ進めるものの、器の底にシロップ水がたまってしまい、もったいないと思いながら「ごちそうさま…」。そんな常識ガチガチな私が、ほのかに甘くてふわふわだけど質感がある、粉雪のようなかき氷をいただいてきました。しかもこのかき氷、1杯で「ケール青汁」(キューサイ)を14gとることができます。これはなんと、ケール青汁2杯分、生野菜に換算すると200g分に相当する量とか。ギルトフリーなスイーツでもあるのです。
Contents 目次
足を運んだのは、2020年7月にオープンした、「かき氷専門店 れもん」。オープンしたてのこのお店で8月20日より9月30日まで、1日限定20杯で販売しているのが「ケールを“かケール”青汁ミルク氷」というメニューです。私は栗とあんこのトッピングをいただきました。
ケールということを言われなければ、見た目は完全に宇治抹茶金時のかき氷。でも、これだけの量のケールがかかっていたら、けっこう苦味が強そうです。
口に運ぶと、まろやかな苦さ! 上品な甘さとほのかな苦味があります。氷もキメが細かくて、かき氷独特のとんがった感じがしません。この1杯に、青汁2杯分の「ザ・ケール」(キューサイ)が入っているようですが、ケールケールと念じるように食べても、青汁独特のクセはあまり感じませんでした。
食べ進めていくと、まん中にケールの層があるのがわかります。溶けて器の底にかすかにたまった液体がパステルカラーでキレイです。
運ばれてきたときは、こんなに大量のかき氷を食べられるのだろうかと、正直、思ったのですが、飽きることなくどんどんスプーンが進んでしまう絶妙な氷の味わいに加えて、あんこと栗が甘さのアクセントとして、あるいは口の中を温めてくれる、さじ休め(?)として大活躍。ほどなく食べ終わってしまいました。
開発したのは日本最強のアイスマニア、シズリーナさん
「ケールを“かケール”青汁ミルク氷」を開発したのは、人生で45000個以上のアイスを食べてきたという「日本最強のアイスマニア」シズリーナさん。こだわりの数々をうかがいました。
「まずこだわったのは“氷”です。清涼感を感じさせる阿蘇の天然水を使い、そこにあらかじめ阿蘇の牛乳と、阿蘇の練乳を独自の方法で混ぜます。それを-50℃で瞬間零氷し、かき氷にしています。注文されてから凍らせて削るという、文字通りできたてほやほやのおいしさを味わうことができます。私はアイスマニアとして、できたてアイスのおいしさを実感しているので、かき氷も“できたて”を提供することにこだわりたかったのです。
また、人間が冷たい食べものを食べたときに“おいしい”と感じる温度は0℃~10℃と言われています。かき氷の温度はー3℃。氷菓子の中で最も“おいしい”に近いスイーツといえます。その温度感をできるだけ長く味わってほしいので、熱伝導率の悪い、厚めの木の器を使いました。
ケールは氷を半分入れたときに1杯、仕上げに1杯の2杯、使用しています。このかき氷はケールをかけているけれど、見た目は完全に宇治抹茶金時でしょう? これは、その思い込みを利用した商品です。味覚が視覚錯覚に左右されているという考え方なのですが、ケールと思わないで食べると、ケールの味がしないんです」(シズリーナさん)
いえ、シズリーナさん、「ケール~、青汁~、苦いかも~」と念じて食べても、やっぱりケールのマイナスイメージはなかったです(笑)。脳内に「宇治抹茶金時」のイメージがしみついてしまったのでしょうか。
また、栗の甘さが際立って感じたので、そのあたりも聞いてみると、こんな返事が返ってきました。
「スイカに塩をかけると甘味が増すのと同じで、ケールの苦味が作用して、栗やあんこが、より甘く感じているのだと思います。苦味もおいしい味覚のひとつとして活かせるような食べ方を設計しました」
「視覚錯覚」「設計」そんな言葉を聞くと、かき氷がまるでひとつの作品のようです。素材と製法のどちらも妥協なく生みだされた「ケールを“かケール”青汁ミルク氷」、こちらで味わうことができます。
【商品情報】
■商品名:ケールを“かケール”青汁ミルク氷
■店舗名:かき氷専門店 れもん
■住所:東京都港区六本木5-3-2 SAITO BLD.2F
■販売期間:8月20日(木)~9月30日(水)
■販売個数:1日限定20杯
■金額:950円~(トッピングによって変わります)
※ご紹介した「栗とあんこのトッピング」は1200円(税込み)です。
■営業時間・定休日
平日 :11:30~17:00(16:30ラストオーダー)
土日祝:10:30~17:00(16:45ラストオーダー)
月曜定休
(編集まりりん)
Omeza トークとは…
FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。