何においても手作り、というものが苦手な私が、生まれて初めてのぬか床づくり&生活をスタート。初めて自分で漬けて食べてみたぬか漬けの味は、いったいどんな味だったのか?
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FYTTEでも長くお世話になっている管理栄養士の大越郷子先生。いつもダイエットやヘルスケアに関連する栄養の知識や、それに紐づくレシピなどを教えていただいています。その大越先生が開催するお料理教室に、かれこれ4~5年通っています。お料理教室じたいも、私としてはあまりキャラでもないのですが、きっかけとしては、お料理が苦手なので、今からでも基礎が習いたかったことと、ギョーザやうどんなど粉からチャレンジするというので楽しそうと思ったことと、なにより大越先生のレシピがいつもとてもおいしいので、その味を習えることに魅力を感じて始めたのでした。これまで通常のさまざまなお料理をはじめ、魚をさばいたり、手打ちうどんをうったり、パンやケーキを作ったりと、恥ずかしながら自分だけだったら絶対にやらなかったことを数多く経験させてもらっています。
そんな先生のお料理教室の前回のテーマがぬか床づくりだったのです。先生のところでいただくぬか漬けがいつもとってもおいしかったので、「あの味がこれから家でも味わえるのか」とうれしい気持ちに。そう、本当に先生のぬか漬けはおいしいんです!
生ぬかを使って、風味づけには昆布や赤唐辛子、煮干しなどを入れ、よ~く混ぜます。最初はまだもさもさした感じの触感です。これを毎日毎日、しっかり混ぜることで、だんだんとぬかの様子が変わってくるとのこと。うっかりすると混ぜるのを忘れてしまうので、今は冷蔵庫に「1日1回!」などとメモを貼っておき。冷蔵庫を開けるときに「あ、そうだ、今日も混ぜないと」と思い出すようにして、これを続けること2週間。当初のもさっとした感じからしっとりと、みそのような触感に変わってきたら、これまでの野菜くずではなく、本格的に野菜をつけてよいサイン。まずは定番のきゅうりを漬けてみました。今のところ、まだぬか床が若いせいもあるのか、丸1日漬けるくらいがちょうどいい感じで、2日漬けるとしょっぱい感じです。でも、先生のようにぬか床が育ってくると(先生のものはご実家のお母さまから受け継ぐ何十年ものですが)3~4日漬けるぐらいがいいお味になるとのこと。ぬか床にも年輪というものが必要なようです。それでも、自分で漬けたきゅうりのぬか漬けの味は、市販のものに比べて、とてもやさしい味です。やっぱり市販のものはいろんなものが入っているためか少々とがった味に感じますが、手作りぬか漬けの味は、まだまだ若いけれど自然なぬかの味わい。生まれて初めての手作りぬか漬け、本当に感動です☆ ぬか漬けがあると思うと、自然と和食が多くなっていくのも、食習慣的にもいいのかな、と思ったりしています。
とにかくぬか床は生き物なので、毎日手をかけてあげることが大切。このぬか床を混ぜる時間が意外にも無心になれ、日常を忘れる時間になっていたりします。ぬかの感触も気持ちよくて、なかなかクセになります。自分がどのくらい手をかけたかによって、今後のぬか床の味わいも変わってくるかと思うと、なるべく手をかけて、いい感じに発酵をうながしたい、と思いますね。このために購入した無印のホーローの容器、空気に触れる面も多いですし、間口が広いし、浅いから混ぜやすくて、とても使いやすいです。無印はいま、簡単ぬか床がとても売れていますが、この容器(ぬか床用ではないでしょうけど)も優秀ですね。
ぬか床生活はまだスタートしたばかり。これからも毎日毎日、ぬか床を混ぜながら、いろんな野菜を漬けて、発酵生活を続けていきたいと思います。今後のぬか床の様子、また進化したらレポートしたいと思います!
(編集長ホボ)
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