冬の訪れを感じるこの季節。そんなときに飲みたくなるものといえば、やっぱり「ミルクティー」。ミルクティーといっても、簡単にミルクを加えたものから、煮出して作る本格的なものまで種類は豊富。そのなかでも特に人気なのが「ロイヤルミルクティー」。ミルク感たっぷりの本格リッチなロイヤルミルクティーを飲めば、紅茶とミルクの温効果で、ホッとリラックスすること間違いなし。冬の寒さも忘れさせてくれますよ。
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ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いってなに?
ロイヤルミルクティーというと普通のミルクティーより高級なイメージですが、じつは日本で生まれたミルクティーなんです。違いはその作り方。抽出した紅茶にミルクを加えたものが「ミルクティー」、お湯に茶葉とミルクを入れ、煮出して作ったものが「ロイヤルミルクティー」だといわれています。名前のイメージから、イギリスで作られたもの!? と思われがちですが、海外にはないのでご注意くださいね。
今回ご紹介するのは、紅茶を知りつくした紅茶専門家が教える、本格リッチな「ロイヤルミルクティー」。ミルクをたっぷりと使った、ちょっとひと手間かけて作るミルクティーです。ミルクの代わりに豆乳やアーモンドミルクでもOK。使う茶葉の種類やミルクによって味わいが変わるので、いろいろ試して好きな味を見つけてみるのも楽しいですよ!
ミルクティーに合う紅茶って?失敗しない茶葉の選び方
ミルクティーのおいしさを左右する大事な要素のひとつといえば「茶葉」。どんな状態のどんな茶葉を使うかによって味が大きく変わってきます。まず、チェックしたいのは茶葉の状態。一度開封した茶葉は1~2か月位で鮮度が落ちてしまい、香りがとんでしまう場合があるので、気をつけてほしいところ。なるべく開封したての鮮度のよい茶葉を選ぶようにしてください。
【覚えておきたい!紅茶(茶葉)の種類】
茶葉にはたくさんの種類がありますが、有名な茶葉としては世界三大銘茶といわれている、「ダージリン、ウバ、キーマン(キームン)」。最近はキャンディ、ルフナなどの茶葉もペットボトルやコンビニでも見かけるようになりました。たくさんの種類の茶葉のなかでミルクと相性がいい茶葉は、「タンニン」という成分が多く含まれているもの。渋みを感じる成分といわれているタンニンですが、抗酸化作用や脂肪燃焼効果があるといわれている成分で、ミルクと合わせることによって濃厚なコクを生み出します。
【濃厚なコクと香りを楽しむミルクティーにぴったりの茶葉】
タンニンが多く含まれている茶葉の代表的存在ともいえるのが、インドのアッサムやスリランカのウバ。アッサムは赤褐色で濃厚な味わいが特徴で、良質なものは、渋みは穏やかで、芳醇な甘みがあり、ミルクとの相性抜群です! ウバは明るくきれいな紅色で上品なコク味とすっきりとした爽快な香りが特徴。さっぱりとしたミルクティーが飲みたいときにおすすめの茶葉です。
紅茶専門家直伝!本格リッチな「ロイヤルミルクティー」
<材料>(2人分)
【ロイヤルミルクティー】
・水 150~170ml
・茶葉 6~7g *アッサム、ウバ、ミルクティー用のブレンドのもの
・牛乳 250ml*乳脂肪分4.0以上のものor低温殺菌牛乳
・砂糖 大さじ1 *お好みで
【飾り用】
・シナモンスティック 適量 *お好みで
<作り方>
1.手鍋に水を入れ、強火にかけて沸騰したら、茶葉を加えて1分間強火のまま煮出す。
2.(1)に牛乳を加え、沸騰直前まで加熱する。
3.火を止めてふたをし、3分間蒸らす。
■POINT■
・茶葉は、ティーバッグでもOK。アールグレイの茶葉を使えばひと味違ったミルクティーになります。
・茶葉を強火で煮出すことで香りとコクがアップします! 牛乳を加えたあとは沸騰させないように気をつけてくださいね。
ふたをしてじっくり蒸らすことも忘れずに。「おいしくな~れ」と考えながら、できあがりを待ちます。茶葉感をしっかりと味わいたい人は蒸らし時間を長めにしてください。
時間になったら軽くまぜて、茶こしを使って注ぎ分けて。きれいなミルクティー色がティータイムを彩ります。お砂糖を加えるとさらにコクとおいしさがアップ! あたたかいうちにめし上がれ♡ ひと口飲めばホッと幸せな気分になれますよ。お好みでシナモンやスターアニス、カルダモンを加えてチャイ風にしてもおいしいですよ。寒さが気になるこの季節に、ぜひお試しくださいね。