これまで1万人以上を美ボディに導いてきた、"ダイエット王子"こと小山圭介さんが、ダイエットのお悩みや疑問に答えます!
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今回のお悩み
ごはん、めん類、パンなど、炭水化物のメニューが大好きです。
疲れたり、イライラしたりするとドカ食いしてしまうことも……。
この状態から抜け出すには、どうすればいいのでしょうか?
ドカ食いの根本原因「ストレス」をケアしよう
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。
まず、なぜ炭水化物のメニューを食べ過ぎてしまうのか、理由を考えていきましょう。
僕は、これまで多くの方にダイエット指導をしてきましたが、炭水化物が好きな方には、次の3つの特徴が見られます。
- ストレスが多い
- 睡眠不足
- 早食い
あなたも、思い当たることはありませんか?
過度なストレスがあったり、睡眠が不足していたりすると、食欲を増進させるホルモンが出ることがわかっています。食欲をてっとり早く満たしてくれるのが、ごはん、パン、パスタなど、炭水化物中心のメニューですよね。
また、これらのメニューを早食いして過剰にとる食生活を続けると、血糖値が急激に上昇・低下し、また炭水化物を欲する……という、スパイラルに陥ってしまうことがあります。
あなたは、日中のイライラをたくさん抱えたまま帰宅し、ストレスをすべて食事にぶつけていないでしょうか。
炭水化物を過剰に欲するスパイラルから抜け出すためには、ストレスをケアして良質な睡眠をとるように、生活習慣を見直してみてください。
例えば…
- 会社帰りにヨガをする
- マッサージに行く
- 湯船にゆったりつかる
- 好みの香りのアロマをたく
- ハーブティーを飲む
など、どんな方法ならストレスを発散してリラックスできるか、考えてみてください。
ストレスをケアしてから食卓に向かえば、過剰な食欲が少しずつ抑えられるようになっていきます。
炭水化物を抜かなくてOK! 選ぶ食材、食べ方を変える
精製された白米、小麦粉などは、腸から吸収されやすく血糖値を上げやすいことがわかっています。そこで、主食を白い食材から、茶色など色のついた食材に変える方法も。
例えば、雑穀米、玄米、ライ麦パン、全粒粉パスタなど。
これらは、食物繊維が多く含まれているので、腸で糖の吸収を抑える働きが期待でき、血糖値の上昇がゆるやかになります。
また、食事では、野菜、きのこ、海藻類、豆類など、食物繊維を含む食材が入ったおかずから食べるのがおすすめです。ゆっくりかんで食べることを意識すれば、早食いも防げます。
このように、炭水化物を完全に抜いてガマンするのではなく、とり方を工夫して無理のないダイエットをしていきましょう!
取材・文/掛川ゆり 写真/© liza5450-fotolia.com