年末年始であまりがちな食材で簡単アレンジティー

お正月料理によく使われる香り豊かな「ゆず」。香りづけや飾りで使われることが多いのですが、せっかく買ったのに使いきれない、なんてことはありませんか？　ゆずは主に皮を使う食材なので、料理のレパートリーに困ってあまってしまうこともしばしば。私の場合、ちょっとしか使っていないのに冷蔵庫の片隅に忘れてダメにしちゃうことが度々ありました（笑）。そんな名脇役的な存在のゆずですが、ゆずが主役のおいしくて簡単にできるアレンジティーはできないか…といろいろと試行錯誤し、レシピを考案してみました！

今回ご紹介するのは、生のゆずを使った水出しの簡単アレンジティー。ゆずで香りづけされた紅茶は、まるで和風のアールグレイティーのよう。水出しで作るので、ゆずの栄養素を壊すことなく、効果的にとることができます。合わせる紅茶はスリランカのヌワラエリヤ、ダージリン、国産紅茶（和紅茶）などがおすすめです。アレンジティーだけでなく、さっとお湯で割るだけでおいしい、紅茶を使ったゆずティージャムのレシピも紹介いたしますので、年末年始のティータイムにぜひお役立てください。

ゆずと紅茶の健康効果

ゆずは食用だけでなく、アロマとしても活用されている万能食材。意外と知られていませんが、健康をサポートするうれしい栄養素が豊富に含まれているんです。ゆずの代表的な注目成分はビタミンＣ。しみやそばかすの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐ作用があるといわれています。また、ゆずに含まれているビタミンＣは、白血球の働きを活性化し、免疫力を高める効果があるともいわれています。紅茶は、お茶のなかでもウイルス抑制効果が非常に高く、風邪予防はもちろん、免疫力を高める効果もあるので、一緒にとることでさらに効果がアップしますよ！

ふんわり紅茶香る♪「ゆずティージャム」

さっとお湯で割るだけでおいしいゆずティーに！

＜材料＞
・ゆず １～２個
●ティーバッグ紅茶 １個　＊ヌワラエリヤ、ダージリン、国産紅茶など
●砂糖 40g　＊きび砂糖など
●水 50ml

＜作り方＞
1. ゆずを半分に切って果汁をしぼり、種をとってお茶パックなどに入れておく。皮の白い部分をとり除き、ゆず皮をせん切りにする。
2. 手鍋に（１）のゆず皮とかぶるくらいの水を入れ、沸騰させて２～３分ゆでてザルにとる。同様に計３回くり返し、水気を切っておく。
3. （２）のゆず皮とゆず果汁、お茶パックに入れた種と●の材料をすべて手鍋に入れ、弱火で加熱する。沸騰して３分煮たらティーバッグ紅茶をとり出し、とろみがついたらお茶パックの種もとり出す。様子を見ながら４～５分さっと煮て火を止める。

■POINT■
・ゆず皮の白い部分（ワタ）をていねいにとり、ゆでて湯こぼしすることで苦みが抑えられます。
・砂糖はお好みのものでOK。ゆず皮と果汁の重さの80％程度の量で計量してください。

水出しで簡単♪体うるおう「和風アールグレイティー」

＜材料＞（４～５杯分）
・水 　１ℓ
・ゆずスライス 　３～４枚
・すだちスライス 　２～３枚　＊お好みで
・茶葉　10g（水出し用のもの） ＊ヌワラエリヤ、ダージリンなど

【飾り用】
・ゆずスライス 杯数分　＊お好みで

＜作り方＞
1. 大きめのボトルに、水１ℓとゆずスライス、すだちスライスを入れて茶葉を加え、冷蔵庫に入れ抽出させる。（３～６時間抽出してください。）
2.中の茶葉をとり出し、グラスやカップに注ぎ分けて、お好みでゆずスライスを飾る。

■POINT■
・茶葉は繊細な香味が特徴の「ヌワラエリヤ」や「ダージリン」がおすすめ！

４～５杯分の量でたっぷり飲めるので、ご家族やお友だち同士のティータイムでおうち時間を楽しむのもいいですね。お好みの炭酸で抽出して、スパークリングティーにしてもおいしいですよ。リーフの茶葉を使う場合は、お茶パックに入れて抽出させると便利。ホットティーとは違い、水で抽出するので、できるだけ水出し用の茶葉や新鮮な茶葉をご使用くださいね。

忙しいときでも体をいたわることを忘れずに♡　リフレッシュして元気をチャージしてくださいね。体がうるおう簡単アレンジティーで素敵なティータイムをお過ごしください♪