消化がよいメニューの代表格として挙げられるおかゆ。体調が思わしくないようなときにも食べられ、胃腸を休めることもできる体にやさしい食べものですね。では、風邪を引いてしまったとき、おかゆに何を加えるのがおすすめでしょうか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”に、さっそくチャレンジ!
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ちょっと体調が悪いときなどに食べることの多い「おかゆ」。風邪をひいたときにおすすめなのは、次のうち、どれ?
□キムチがゆ
□きのこがゆ
□しょうががゆ
□ザーサイ入り中華がゆ
「しょうががゆ」が正解です。
おかゆというのは、基本的には、米と水を火にかけ、時間をかけて炊いていきます。米粒の食感がやわらかく、とても消化のいい食べものです。どの味つけでも、ふつうのかたさで炊いたご飯を食べるよりは、体にとっては負担が少なくなりますが、風邪をひいて、のどの痛みがあったり、熱などがあった場合は、体を冷やさないことが大事になります。「しょうが」は体を温めてくれて、発汗作用もある食材。しょうがのすりおろしを入れるなどした「しょうががゆ」が正解です。キムチやザーサイなどは、味のインパクトにはなるものの、体が弱っている際は、胃腸への刺激が強く、体に少し負担がかかります。また、きのこ類はヘルシーでよい食材ですが、食物繊維が多く、消化に時間がかかるので、食べたいときは体調と相談するようにしましょう。
おかゆは、お米と水分の割合で名称が変わります。お米がほとんど入っていないものを何といいますか?
□全がゆ
□7分がゆ
□3分がゆ
□重湯(おもゆ)
正解は「重湯(おもゆ)」。
おかゆの呼び名は、日常生活ではなかなか聞き慣れないかもしれませんね。正解は「重湯(おもゆ)」。米と水を火にかけて作るおかゆは、炊けると米粒の層と汁の層に分かれ、この汁の部分を「重湯(おもゆ)」といいます。米粒中心で重湯が入っていない状態のおかゆが「全がゆ」です。全がゆ3:重湯7の割合のおかゆが「7分がゆ」、全がゆ7:重湯3の割合のおかゆが「3分がゆ」。かゆの汁部分である「重湯」は、胃腸の術後などで食すことが多いですが、例えば、断食したあとには、重湯や3分がゆから始めるなど、胃に負担をかけたくないときなどに利用することがあります。ご自身の体調でおかゆを食べ分けてみるのもよいでしょう。
おかゆは、炊けたご飯を煮込んで手軽に作ることもできます。次の中で、ふつうに炊いたご飯1杯(約150g)を食べたときと、ほぼ同じカロリーになるものはどれですか?
□ご飯100gで作ったおかゆ+卵1個
□ご飯120gで作ったおかゆ+さけ1切れ
□ご飯140gで作ったおかゆ+たらこ約1/2腹
□ご飯120gで作ったおかゆ+焼き鳥缶50g
正解は「ご飯100gで作ったおかゆ+卵1個」です。
ご飯150g分のカロリーは252kcal。これに対して「ご飯100gで作ったおかゆ+卵1個」のカロリーは251kcal、「ご飯120gで作ったおかゆ+さけ1切れ」は295kcal、「ご飯140gで作ったおかゆ+たらこ約1/2腹」は291kcal、「ご飯120gで作ったおかゆ+焼き鳥缶50g」は290kcalです。おかゆや雑炊は、水分を多く含んでふくらみます。炊けたご飯でおかゆを作る場合は、いつもの量よりもご飯を減らしておかゆを作っても満足感を得ることができます。そのときに、一緒にほかの具材や野菜を煮込めば、1皿で、白米ご飯だけでは得られにくい、栄養素をとることができます。選択肢の組み合わせは、どれもたんぱく質を補うことができるので、おすすめです。おかゆに野菜や海藻などと組み合わせ、ときには雑炊で、体温まる1品にしてもよいと思います。
1月7日に「七草がゆ」を食べる風習があります。この七草に含まれていないものは、どれですか?
□三つ葉
□セリ
□かぶ
□大根
正解は「三つ葉」です。
「七草がゆ」に使用するのは、“セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ”の七草です。スズナはかぶ、スズシロが大根の意味となります。これらは「春の七草」と言われ、七草がゆを食べることで、「1年間健康で過ごせますように」という無病息災の願いが込められています。ごちそうを食べたお正月のあとの、胃腸を調えるためにも、ぜひ続けていきたい風習です。最近ではスーパーなどで、七草が入ったセットなども売られており、手軽に購入できます。
乾燥が気になるこの時期、肌の潤いを補うのに、あまりおすすめできない雑炊は、次のうち、どれ?
□かぼちゃとあずきの雑炊
□チーズ入りキムチ雑炊
□さけ入りミルク雑炊
□サバ缶入りわかめ雑炊
答えは「チーズ入りキムチ雑炊」です。
チーズもキムチも、決して悪い食材ではないのですが、肌にとって、油分の多い食材や刺激の強いものは、少し控えたほうがよいので、両方を組み合わせた「チーズ入りキムチ雑炊」が、この中では、おすすめできない内容になります。ただ、毎日食べるというわけでなければ、問題はないと思われます。肌対策には、さまざまな栄養素をバランスよく食べるのがいちばんです。特に、ビタミンA・C・Eなどを含んだ、色の濃い野菜やフルーツなどを意識してとるとよいでしょう。また、新陳代謝を促し、肌にハリや弾力を与えてくれるビタミンB2やB6などを多く含む魚類は、積極的に食卓に取り入れたい食材です。