Contents 目次
A.今までとやり方を変えないこと
ナイスチョイス
今までと同じように過ごすことが大事。体のジャッジを待ちます!
停滞期は、だいたいダイエットを始めて1か月過ぎたころ、体重の5%以上落ちると始まります。体重が落ちるときの踊り場とも言われ、ダイエットが順調に進んでいれば必ず訪れるものなので、あせらないようにしましょう。
この時期は、体が「今の体重でもやっていけるか」「やせたあとの体重でもやっていけるか」を診断している期間。体が「大丈夫!」とジャッジしたら、体重は再び落ち始めます。それまでの間をガマンする必要があります。
「停滞期が来たな」と思ったら、大切なのは今やっていることを変えないこと。平常心でそれまでと同じ生活を続けていれば、いずれ体重が落ち始めます。
B 運動量を増やすこと
バッドチョイス
増えた消費カロリー分、カロリー不足と体が判断。リバウンドへまっしぐら
停滞期はいくら運動量を増やしても体重は落ちません。それどころか、運動量を多くして消費カロリーを増やすと、体が必要とするカロリーが不足することに。すると、体が「ほら、不足してる。コレでは生きていけないよ」と判断し、危機を乗り越えようとして食欲を出させてしまいます。多くの場合は、その食欲に負けてリバウンドしてしまいます。
C 食べる量を減らすこと
バッドチョイス
カロリー不足と体が判断。リバウンドへ!
食べる量を減らしてカロリーが不足すると、「このカロリーでは生きていけない」と体が判断して、食欲を出させてしまいます。このときの食欲は、残念ながら私たちにはコントロールできません。「むしゃくしゃした」「ダイエットを投げ出したくなる!」という状況に陥って食べてしまい、リバウンドしてしまいます。
【停滞期の過ごし方のポイント】
停滞期は体重が減らない日が続くので、あせって、あれこれしたくなりますが、リバウンドへつながるので、じっとガマン。今までと同じ生活を続けましょう。停滞期がくるということはダイエットが順調に進んでいる証拠。ゆったりとした気持ちで受け止め、体が「やせても大丈夫」とジャッジしてくれるまで待ちましょう。必ず、体重は落ち始めます。ちなみに、停滞期の期間は長くても3か月。もし3か月を過ぎて体重が変わらないなら停滞期ではないので、ダイエットを見直してみましょう!
取材・文/野上郁子 イラスト/たなかのりこ