Contents 目次
A 床拭き
ナイスチョイス!
床拭きは運動効果抜群の家事です!
家事の中で最も運動効果が高いのが、どこの家にもある床を拭くこと。床拭きは全身運動となるため、体を大きく動かすことができ、消費カロリーも高いのです。理想的な拭き方は、子どものときに、タッタッタッタと廊下を拭いた雑巾がけのイメージ。速く行えて筋肉も使えます。とはいえ、床にひざをついて拭くのでも十分運動になります。
生活にとり入れるときのポイントは、月曜はリビング、水曜は子ども部屋など、日によって床拭きをするエリアを決めること。一度に全部の部屋の床拭きをしようとするとハードルが高く、結局続かないので、部屋を分け、週に2、3回床拭きをするようにしましょう。
B 窓拭き
いまいちチョイス!
一般的な集合住宅の窓ではそれほどの運動効果はなし!
運動効果があるかどうかは、自宅にどんな窓があるかによります。大きな窓があれば、窓拭きも全身運動になるかもしれませんが、一般的なマンションや団地の窓であれば、運動効果はそれほど望めないないでしょう。ただ、今までまったく運動をしていなかった人であれば、窓拭きでも運動になります。できることから始めてみましょう。
C 掃除機をかける
いまいちチョイス!
「掃除機がけ」それ自体に運動効果はなし。「ながら」で筋トレを組み合わせて!
掃除機をただかけるだけでは運動にはなりません。ただし、掃除機をかけながらエクササイズをすることは可能です。料理中などは、包丁を扱うこともあり、「ながらエクサ」はなかなか難しいのですが、掃除中なら組み合せも可能です。掃除機をかけるときにおすすめなのは「ランジ」というエクササイズ。脚を前後に開いて、ひざを90度くらいまで曲げ、お尻を垂直に落とすという動きです。これをできるだけ大股で行いながら掃除機をかけていくのです。スティック掃除機だとやりやすいですね。
【筋トレ効果のある家事のポイント】
新型コロナ感染症の影響でステイホームが続く今、動くことが減り、太りやすくなっています。運動をわざわざするのはたいへんという方は、掃除を見直して運動効果を高めるのがおすすめです。床拭きはどのおうちでもできるので、エリアを決めてルーティン化していくとよいでしょう。
発想の転換をすると、全部の掃除をおまかせ家電にお願いして、自分はウォーキングに行ってしっかり運動するというチョイスもあります。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ