寒気がようやくゆるみ始め、春の訪れを間近に感じるこのごろ。何気ない日常でも春の気配を見つけると、うきうきした気分になりますね。今回ご紹介するのは、春を迎える季節にぴったりのカモミールを使ったミルクティーラテ。ただミルクを加えるだけじゃなく、ふわふわのフォームミルクでカフェドリンクのようなティーラテ風に仕上げます♡
Contents 目次
ちょっとクセのあるハーブも紅茶でおいしさアップ!
お茶がお好きな人は、紅茶以外にもハーブティーを飲まれる人も多いと思います。なかでもカモミールは「マザーズハーブ」と呼ばれており、女性におすすめのハーブ。青りんごのようなさわやかな香りが特徴ですが、ちょっと苦手…という人もいるかもしれません。ハーブ独特の香りが強すぎると感じるときは、紅茶と合わせて飲むのがおすすめです。さらにミルクやはちみつをプラスすれば、香りや味もマイルドになり、グッと飲みやすくなりますよ。
今回ご紹介するレシピはお砂糖不使用なので体にやさしくてヘルシー。はちみつとミルクの甘みで心も体も満足できるドリンクです。おうちで簡単にカフェ気分が味わえるので、自粛期間中のティータイムにもおすすめ。基本の作り方は、手鍋を使いますが、温かいドリンクを保温してくれる電動の「ドリンクウォーマー」を使えば、子どもと一緒におうちで簡単にアレンジティー作りが楽しめます♪
古代ギリシャから薬草として用いられてきた歴史あるハーブ
カモミールは古くからヨーロッパで薬草として用いられてきました。現在もドイツでは治療目的としての使用が認められているほど効能があるハーブとして知られています。「大地のリンゴ」の意味を持ち、名前のとおり白い愛らしい小花からはりんごのような香りがします。カモミールにはジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類がありますが、薬草としての効用は、どちらも同じであるとされています。
【女性特有の症状にも◎】
「マザーズハーブ(母の薬草)」と呼ばれるカモミールには女性特有の症状を緩和する働きがあるといわれています。生理痛の緩和や、胃の粘膜を保護してくれる効果も期待できます。また、カモミールは体を温めてくれる効果があるので、冷え性の人にもおすすめです。冷えの原因とされているひとつに自律神経の乱れがあります。カモミールには自律神経の乱れを整える作用があるといわれているので、季節の変わり目の時期にも積極的にとり入れたいハーブです。
心と体を整える♡カモミール香る「ふわふわミルクティーラテ」レシピ
<材料>(2杯分)
・水 200ml
・紅茶 4g(ティーバッグ紅茶 2個)*クセのないものがおすすめ
・ジャーマンカモミール 1.5g(ティーバッグでも◎)
・牛乳 200ml
・はちみつ 適量
(フォームミルク用)
・温めた牛乳 50ml
<準備>
温めた牛乳を深めの容器に入れミルクフォーマーやクリーマーでフォームミルクを作っておく。
<作り方>
1. 手鍋に水を入れて火をつけ、沸騰したら紅茶葉(ティーバッグ紅茶)とジャーマンカモミールを入れたら弱火にして2分ほど煮出す。
2. (1)に牛乳を加え、沸騰直前まで加熱したら火を止めてフタをして2~3分蒸らす。
3. 茶こしを使ってカップに注ぎ、泡立てたフォームミルクをのせて、お好みではちみつやカモミールをトッピングする。
■POINT■
・ジャーマンカモミールは、ほかのハーブとブレンドされていないものがおすすめ。
・甘めに仕上げたいときは、フォームミルクをのせる前にもお好みではちみつを加えてください。
電動の「ドリンクウォーマー」を使えば、火を使わないので、子どもと一緒につくっても安心。カップに入れたドリンクも温かい状態で保ってくれるすぐれものです。テーブルの上で場所をとらないので、とても便利です。
<電動ドリンクウォーマーを使った作り方>
1.温めたポットに熱湯を入れ、ドリンクウォーマーにセットしたら紅茶葉とカモミールを入れてフタをして3分蒸らす。
2.温めた牛乳を加えてさらに2~3分蒸らしたら、カップに注ぎ分けてフォームミルクをのせて、お好みではちみつやカモミールをトッピングしたらできあがり。
カフェインが気になるときや就寝前にはデカフェ紅茶で作るのもおすすめ。春を迎える前に、紅茶とハーブで心と体を整えて♡ カモミールのやさしい香りでゆったりとした時間をお過ごしください。