Contents 目次
A ぬるめのお湯に長くつかる
ナイスチョイス!
ぬるめ(39~41℃)のお湯に20分以上つかるのが◯
ダイエット的によいお風呂の入り方は、ぬるめの湯、だいたい39〜41℃の湯に20分以上入ること。新陳代謝が上がる、血流がよくなる、水圧によるマッサージ効果などが期待できます。やせるわけではありませんが、むくみの解消にとても効果的です。また、ウォーキングを始めたという人は、浮力による腰、ひざ、脚の負担の軽減効果が得られるため、ケガの防止のためにも入浴は大切です。もちろんリラックス効果もあります。
湯船に入っている時間はトータルで20分以上ならよいので、5〜7分湯につかる、5〜7分は洗い場で体や髪を洗うというように、入浴と洗い場での休憩を交互に行う入浴法もおすすめです。
B 熱いお湯に短時間つかる
バッドチョイス!
熱いお風呂に入るのはダイエット的にはマイナスです!
湯の温度が43℃以上になると、熱いお風呂の分類になります。目を覚ますのには効果的ですが、ダイエットには適していません。なぜなら、熱いお湯は交感神経を優位にさせ、気持ちを興奮した状態に切り替えてしまうからです。すると、無性に食べたくなったり、イライラしやすくなったりします。夜、お風呂に入り、寝る前にそういった状態になるのはダイエット的にはマイナスですよね。よい睡眠も得られません。
C 朝、シャワーを浴びる
バッドチョイス!
シャワーでは入浴のいい効果が得られません!
新陳代謝アップ、血流促進、水圧によるマッサージ効果、浮力による腰やひざの負担軽減などは、湯船につかってはじめて得られる効果です。シャワーのみではこういった効果は期待できません。朝、熱めのシャワーを浴びるのは、目を覚ましてスイッチを入れるという役割として考えましょう。
【ダイエット効果を高める入浴のポイント】
ダイエット効果を高めるために入浴で大切なのは、湯の温度と湯船につかる時間です。39〜41℃の湯に20分以上つかることで、ダイエットに役立つさまざまな効果を得ることができます。特に、むくみが気になる人は、マッサージよりもまず入浴を心がけて。また、ウォーキングを始めた人はひざや腰の痛みを出さずに続けられるよう、入浴で体のメンテナンスをすることが大切です。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ