春になると季節限定の抹茶スイーツが続々と登場しますね! 今や和スイーツの代表ともいえる抹茶。抹茶は粉末のお茶ですが、そのままいただくので、じつは一般的な煎茶より、一杯に含まれるポリフェノールやテアニンの量が多く、健康効果の高さが注目されています。今回は、カルディで見つけた『有機宇治抹茶』をいただいてみました!
Contents 目次
腸内環境を整える作用も
緑茶の一種である抹茶。一般的には抹茶の原料である「碾茶(てんちゃ)」を「茶臼で挽いて微粉状に製造したもの」とされています。天然素材100%で鮮やかな緑色をしており、お菓子に入れても発色が豊か。
一杯に含まれる健康成分の量は、煎茶と比較すると、テアニン(アミノ酸)も多くなり、カテキンなどのポリフェノールは約2倍にもなるそう。また少量のルテインなど煎茶にはない成分も含まれるとのことです。
茶カテキンは脂肪を燃焼する作用があり、ダイエットや生活習慣病予防によく、かつ近年の研究では善玉菌を増やし、腸内環境を整える作用があることがわかっています。
渋みもなく香り豊か
カルディで見つけた、もへじの『有機宇治抹茶』は、老舗茶舗「森半」の茶師が厳選した有機栽培の宇治抹茶を使用。
茶さじ1.5杯(ティースプーン1杯)の抹茶を茶碗に入れ、約60〜70mlのお湯を注ぎ、茶せんで泡立てます。
ちなみに、茶せんがなくてもお湯で溶かして飲むこともできますよ。その際は最初に少量のお湯で溶かしてから、再びお湯を入れるのがいいようです。そうするとダマっぽくなりません。
抹茶は煎茶に比べてなじみがなく、色も濃いので、「飲みにくいのでは?」と思ったのですが、さっとお湯に溶け、渋みもなく飲みやすいです。
お茶の香りがふくよかで、煎茶とは似ているようでちょっと違います。すっきりとした凛々しい自然を感じる味わいが、心地よく、ひと口、ふた口と進んでいきます。たとえるなら、濃く淹れたお茶に近いのですが、濃いお茶よりも口当たりや味わいがやわらかく、朗らかな味わいです。
和菓子にも合うおいしさで、気持ちがほっとする気がします。
今回初めて、抹茶を自分で淹れてみました。もっと手間のかかるイメージでしたが、急須がいらないですし、意外と簡単にいただけるのもオススメのポイントです。お菓子にも使えますし、温めたミルクと合わせて抹茶ミルクティーにすることも。そのままヨーグルトにかけて抹茶風味にするのもいいですね。
もへじ 有機宇治抹茶 30g 税込558円
文・写真/庄司真紀