食物繊維、鉄分、8種のビタミンが摂れ、手軽に食べられると朝食やおやつで人気のフルーツ入りグラノーラ。
実は、フルーツ入りグラノーラを食べるとQOL(=クオリティ オブ ライフ、生活の質)が上がる、すなわち、「人生の幸福度も上がる」という驚きの研究結果があるんです! フルーツ入りグラノーラの知られざる一面をご紹介します。
Contents 目次
フルーツ入りグラノーラ朝食で幸福度が上がる!?それってどういうこと?
グラノーラを食べると幸せになる─そんな驚きの新事実を教えてくれたのは、カルビーの研究開発本部、研究員の長谷部久乃さん。カルビーの研究員としてさまざまな研究に励む中、フルーツ入りグラノーラの持つ新しい可能性に着目しています。
研究所では大規模アンケート調査と試食モニターへの聞き取り調査、という2つの調査を実施(*1)。その回答を解析したところ、グラノーラを食べる人と食べない人では、人生に対する幸福度=QOLに違いが見られたそう。
まず、3460人の成人女性(20代~50代)に行った大規模アンケート調査(*1)では、基本的な、年代、アレルギーの有無、フルーツ入りグラノーラを食べる頻度などの質問と、体調や精神面などQOLに関わる70の質問を用意。質問の内容は、例えば「起床時、爽快感を感じますか」「同年代の女性より幸福だと感じますか」といったものです。
得られた回答からは、「月に1回以上フルーツ入りグラノーラを食べている人は、ポジティブ方向に点数が高い」という結果が出たそう。また、質問項目の中の1つ「便秘であるか/否か」に対して、「Yes(便秘である)」と答えた人はQOLに対する満足度が低い傾向にあり、「No(便秘ではない)」の人は満足度が高い傾向にある、ということもわかりました。
もう1つの試食モニターへの聞き取り調査(*1)では、大規模アンケート調査と同様に、体調や精神面などQOLに関わる70の質問を用意。さらに、176人を対象にフルーツ入りグラノーラを継続して食べてもらい、169人から回答を得ました。
フルーツ入りグラノーラを食べる前と食べた後、両方でQOLに関しての質問を行ったところ、食べた後のほうがQOLに対する満足度が高いという結果に!
回答者のコメントには「気力が湧くようになった」「体調がよい」「口内炎が減った」「立ちくらみが治った」という実感が寄せられ、なかでも「お通じがよくなった」という答えがとても多かったそう。便秘薬ではなく、食品でここまでの実感が得られ、その結果、人生の満足度も上がるということには、ただ驚くばかりです。
もう1つ、カルビー研究開発本部が金沢大学や帝京平成大学の研究室と共同で行った、「フルーツグラノーラ摂取が排便状況とQOLに与える影響」(*2)があります。これは、20歳前後の便秘気味の女性20人を対象に2週間フルーツ入りグラノーラを食べてもらい、排便の変化を見るというもの。
すると2週間後に、実験前は4.6回/週だった排便が、実験中に6.3回/週になり、便の量が増えた人が続出! また硬めだったのが、ふつうの硬さの便になったという人もいて、フルーツ入りグラノーラは腸の働きにもよい影響があることがわかりました。
実験にともない、同じくQOLに関するアンケートを行ったところ、体調面が改善されたという回答が多く、全体のQOLの満足度が高くなったという結果に!
これらの調査や実験からわかるのは、便秘は人生の幸福度に大きく影響するものだということ。ただ手軽でおいしいだけじゃなく、毎日の生活がより楽しく、幸せになる─フルーツ入りグラノーラの持つ素敵な可能性に、今後も注目です!
監修/カルビーの研究開発本部、研究員の長谷部久乃さん
カルビー公式サイト
取材・文/遊佐信子 長谷部さん撮影/森崎一寿美 グラノーラ撮影/小澤晶子 スタイリング/井口美穂
*1 出典:「フルーツグラノーラ摂取が女性のQOLに与える影響」
*2 出典:「フルーツグラノーラ摂取が排便状況とQOLに与える影響」