料理にもお菓子にも大活躍。たんぱく質豊富な優秀食材といえば……「卵」! では、国内に出回っている卵のサイズは何種類? 卵は何度で完全に固まると思う? 知っているようで知らない「ダイエットに役立つ栄養クイズ」、今回のテーマは「卵」です!
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【問題1】卵1個=約55g(正味重量)と同じくらいのカロリーの食材は、次のうち、どれ?
□ご飯(100g)
□フランスパン4cmカットくらい(30g)
□納豆1パック(50g)
□鶏ささみ1本(40g)
正解は…………?
「フランスパン4cmカットくらい(30g)」です
卵1個(55g)のカロリーは83kcalです。「ご飯100g」は168kcal、「フランスパン30g」は84kcal、「納豆50g」は100kcal、「鶏ささみ40g」は42kcalですので、同じくらいのカロリーをもつのはフランスパン30g。卵は、ご飯にもパンにも麺類などにも合わせやすい食材ですので、1個分のカロリーを覚えておくと、日々の献立作りに役立つかと思います。
卵には、サイズ(大きさ)がありますが、国内で売られているものは、全部で何サイズ?
□3サイズ
□4サイズ
□5サイズ
□6サイズ
答えは「6サイズ」です
スーパーなどで、よく見かけるのはMサイズやLサイズではないでしょうか。国内で定められている卵のサイズは、全部で6種類。SS・S・MS・M・L・LLサイズです。このサイズは、パックについているラベルの色でも判断できるようになっていて、SS=茶色、S=紫色、MS=青色、M=緑色、L=オレンジ色、LL=赤色です。売り場を少し違う目で見るのも、楽しいと思いますよ。
卵は加熱をすると固まるという性質があります。完全に固まるのは何度?
□30℃
□45℃
□80℃
□100℃
答えは「80℃」です
卵は、卵白と卵黄では固まる温度に少し差があります。卵黄は、65℃ぐらいから固まりはじめ、75℃で完全に固まります。卵白は、60℃ぐらいから固まりはじめ、80℃ほどで完全に固まります。半熟卵や温泉卵は、卵黄と卵白、両方の固まる温度を考えて火を入れることが重要なポイント。熱を入れ過ぎるとかたいゆで卵になってしまいます。
ゆで卵や卵焼き、プリンなどは、卵が固まる性質を利用して作ります。この固まりを抑える効果のある食材は、次のうちどれ?
□砂糖
□塩
□酢
□牛乳
答えは「砂糖」です
卵が固まるのは、卵の中のたんぱく質が加熱によって固まるという性質があるからです。この性質を進めてくれる食材には、塩・酢・牛乳などがあります。たとえば、ゆで卵やポーチドエッグなどを作るときに、湯の中に塩や酢を入れると、固まりやすくなります。牛乳に含まれるカルシウムも促進材料です。一方、砂糖は、固まるのを抑える効果があります。プリンを作るときなどに、あまり砂糖を多く入れすぎると、やわらかいプリンになってしまいますので、注意が必要です。
新鮮な卵の卵白と、古い卵の卵白でメレンゲ(泡立てた卵白)を作った場合、新鮮な卵白でできたメレンゲの特徴として、あてはまらないのは、次のうちどれ?
□キメが細かい
□泡立ちがよい
□ツヤがある
□泡がしっかりしている
答えは「泡立ちがよい」です
お菓子作りなどで、卵白を泡立ててメレンゲを作ることがよくあります。泡立てたときの特徴は、卵の鮮度によって大きく変わってきます。新鮮な卵白で作るメレンゲは、卵白がしっかりしているので、泡立てるのに少し時間がかかり、泡立ちにくいのですが、でき上がると、ツヤツヤとして、しっかりとしたメレンゲになります。逆に少し鮮度の落ちた卵白でメレンゲを作ると、泡立ちは早いのですが、つぶれやすい、不安定な泡になります。この差を利用して、お菓子作りをすることもあります。
5問正解…お見事!
2~4問正解…あと一歩、惜しい!
0~1問正解…卵をおいしく食べて、理解を深めていきましょう♪