ブルーベリーにラズベリー、もちろんストロベリーも! ベリー系の果物は、見た目もかわいくビタミンCも豊富なすぐれもの。カロリーも低いから、ダイエット中でも安心して食べられるもののひとつではないでしょうか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ベリー系のフルーツ」。1日分のビタミンCがとりたかったら、いちごを何粒食べたらいいと思う? さっそくクイズに挑戦!
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問題1
ベリー系のフルーツの中で、いちばんカロリーが低いのは、次のうちどれ?(100g中)
□いちご
□ブルーベリー
□グズベリー(西洋すぐり)
□ラズベリー
正解は…………?
「いちご」です
ベリー類は、さほど高カロリーではありませんが、100g食べた場合、「いちご」は34kcal、「ブルーベリー」は49kcal、「グズベリー」は52kcal、「ラズベリー」は41kcalとなり、「いちご」がいちばん低い数値となります。また、上記の中で比べると、「ブルーベリー」が、糖質が高めです。「グズベリー(グーズベリー)」は、聞きなれないフルーツかもしれませんね。「西洋すぐり」とも呼ばれ、フランス菓子などで使われることが多いフルーツです。国内では、北海道で栽培されています。
ベリー類に多く含まれているビタミンC。その中でもいちばん多く含まれているのは、次のうちどれ?(100g中)
□いちご
□ブルーベリー
□グズベリー(西洋すぐり)
□ラズベリー
答えは「いちご」です
100g中のビタミンC含有量は、「いちご」62mg、「ブルーベリー」9mg、「グズベリー」22mg、「ラズベリー」22mg。「いちご」が断トツで多いことがわかるでしょう。ビタミンCは、新陳代謝を高める働きがありますので、これからの時期の紫外線対策などにも、おすすめのフルーツです。「いちご」ほどではありませんが、「ラズベリー」もビタミンCを含んでいます。少し酸味が強いので、甘味の強い「ブルーベリー」などと組み合わせると、味のバランスがとれて、おいしくいただけるかと思います。
1日に必要なビタミンCを「いちご」だけで補おうとした場合、「いちご」を何粒食べたらよいと思う?(1粒=20gとした場合)
□2~3粒
□4~5粒
□8~9粒
□20~21粒
成人が1日に必要なビタミンCの量は100mgとされています。「いちご」1粒(20g)あたりのビタミンCの量は12.4mg。約8~9粒食べれば、1日分のビタミンCを補うことができる計算になります。いちごの時期には、ぜひ積極的に食べたいものです。食べる際は流水がおすすめ。かつては、塩水で洗うのがよいとされていましたが、かえって農薬がしみ込むことがあるので避けましょう。また、ヘタをとってから洗うと水っぽくなってしまうので、洗ったあとにヘタを取るようにするといいですよ。
「ブルーベリーは目にいい!」と聞いたことがあると思います。これは何という成分によるもの?
□カテキン
□ルチン
□イソフラボン
□アントシアニン
答えは「アントシアニン」です
上記の成分はすべて、ポリフェノールの仲間です。ポリフェノールとは、光合成によって作られる植物の色素や苦味成分のこと。たくさんの種類があり、どのポリフェノールも、体に弊害を起こす活性酸素を除去する抗酸化作用を持っています。なかでもブルーベリーの渋みは「アントシアニン」といわれ、疲れ目によいだけでなく、肝臓の機能改善や血圧の上昇を抑制する効果などが期待できます。冷凍品などもじょうずに利用して、日々の食卓にとり入れてみてください。
福岡県産で、「甘く、丸く、大きくて、うまい」が特長で、大粒で糖度もありながら、ほどよい酸味もある。このいちごの品種名は次のうちどれ?
□とちおとめ
□アイベリー
□あまおう
□女峰(にょほう)
答えは「あまおう」です
「あまおう」は、「あまく」「まるく」「おおきく」「うまい」の頭文字からつけられた、福岡県産のいちごの品種。「とちおとめ」は、栃木産で、東日本でいちばん流通している品種です。「アイベリー」は、大粒なのが特長で、芯まで赤くバランスのとれた、愛知産の高級品種です。「女峰(にょほう)」は、最近見かけることが少なくなりました。サイズはそこまで大きくはないものの、果汁がたっぷりで、甘味と酸味をしっかり感じることができる、濃い赤色の品種です。