緑茶、紅茶、ハーブティーなど、日常生活でお茶をとり入れている人は多いのではないでしょうか。ではビタミンCを豊富に含むのはどんなお茶? 歯を強くするフッ素を含むのはどんなお茶? 知っているようで知らない“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「お茶」です。
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【問題1】紫外線が気になるこの季節、紫外線対策になるビタミンCをとりたいものですね。ビタミンCが豊富なお茶は、次のうちどれ?
□玉露
□煎茶
□紅茶
□ウーロン茶
正解は…………?
「玉露」です。
浸出したお茶100ccあたりのビタミンC含有量は、玉露が19mgと多く、煎茶は6mg、紅茶、ウーロン茶には含まれていません。フルーツや野菜に含まれるビタミンCは熱に弱いのですが、緑茶に含まれるビタミンCは熱に強い性質があるので、温かい緑茶を飲んで摂取することができます。ビタミンCは、成人で1日100mgの摂取が推奨されているので、フルーツや野菜に加えてお茶でもビタミンCをとって、紫外線からお肌を守りたいですね。
お茶には、虫歯予防になるフッ素が含まれています。フッ素含有量がいちばん多いのは、次のうちどれ?
□煎茶
□ウーロン茶
□紅茶
□ほうじ茶
「紅茶」です
歯の話のときに、「フッ素」という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。「フッ素」は、歯を強くし、虫歯にならないための抵抗力をつける働きがあります。浸出したお茶1杯(100cc)あたりのフッ素含有量は、紅茶(1.82ppm)、ほうじ茶(1.02ppm)、煎茶(0.80ppm)、ウーロン茶(0.48ppm)です (浸出温度80℃・浸出時間2分の場合)。1日1~2杯を日々とり入れると、体にいいだけではなく、虫歯の予防にも効果があるようです。
お茶のカロリーはゼロと思っていませんか? 少量ですが、カロリーがあるものもあります。カロリーがあるものは、次のうちどれ?
□煎茶
□ほうじ茶
□玄米茶
□ウーロン茶
「煎茶」です
ほとんどのお茶がカロリーゼロではありますが、煎茶には100ccの中に2kcalほど含まれています。また、100cc当たり、玉露は約5kcal、紅茶は約1kcalです。さほど気にするカロリーではありませんが、紅茶に砂糖を入れたり、お茶を焼酎などで割って飲んだりする場合は、お茶以外のものでカロリー過多になってしまうこともあるので注意しましょう。もうすぐ新茶の季節。 八十八夜に摘み採られるお茶は、古来より不老長寿の縁起物とされています。
リラックスしたいときなどに、ハーブティーを飲む人もいるかと思います。体質改善を考えたとき、一般的にどのぐらいの期間飲むと効果が実感できると思う?
□2週間
□1か月
□3か月
□6か月
「3か月」です
ハーブティーは、薬と違って少しずつ体をリセットしていきます。ハーブの成分が体にいきわたり、実感として出てくるまでには、個人差はありますが、一般的に細胞が生まれ変わる3か月必要と言われています。3か月飲み続けるとなると、ちょっと長いと思われるかもしれませんが、ふだん飲んでいる水やお茶をハーブティーに変えるだけなので、実践しやすいのではないでしょうか。体重減少や血糖値の上昇を抑えることを目標としたいときなどはカモミール、代謝を促進するレモングラスなどを食前に飲むことをおすすめします。
おいしくハーブティーを飲むために最適なお湯の温度は、次のうちどれ?
□100℃
□98~95℃
□80℃
□60℃
「98~95℃」です
ハーブティーを入れる場合、少し熱めのほうが成分をしっかり抽出でき、おすすめです。紅茶や中国茶なども熱めがよいです。ただし、煮立ててしまうとせっかくの香りが飛んでしまうので要注意。お湯を注いだら、香りを逃さないようフタをして3~5分ほど蒸らしましょう。葉や花の場合は短めに、茎や根の場合は少し長めに蒸らします。あまり時間を置きすぎると、えぐみや苦みが出てしまうことがありますので注意が必要です。