Contents 目次
A 骨太
バッドチョイス!
下半身太りに骨の影響はなし!
がっちりタイプの場合、「脚が太いのは骨太だから」と思いがちですが、そんなことはありません。骨は体重の20%しかなく、身長や肩幅などには多少影響する可能性がありますが、脚の太さに関しては、骨の太さの影響はほぼないといってよいでしょう。それよりも、筋肉や脂肪、むくみの状態が影響します。
B むくみ
グッドチョイス!
下半身太りの原因No.1 足首をチェックしてみて
下半身太りの原因として、まず考えられるのはむくみです。足首のサイズで、むくみかどうかわかります。21㎝以上ある場合、むくみを疑いましょう。塩分のとりすぎ、コーヒーの飲みすぎで水分をため込んでいる可能性が大。そこを改善できれば、解消できるでしょう。ダイエットでまず落ちるのが水分なので、早めに効果を実感できるかも!
足首が18㎝しかないのに下半身太りが気になるといった場合なら、むくみ以外の原因を考えましょう。
C 運動不足
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筋肉が少なく、脂肪が多ければ太って見えます!
運動不足は、筋肉が少なく脂肪が多い状態=下半身太りを招きます。筋肉と脂肪が同じ重さだとすると、筋肉は密度が高いため引き締まった印象になりますが、脂肪は大きく、太って見えるのです。これは、食事でダイエットした人の多くが陥りがちです。もし、全体の印象としてはやせたけれど、内ももや前ももが揺れるようであれば、脂肪がついてしまった証。これを改善するには運動して筋肉をつけることです。下半身全体の筋トレを行いましょう。
D 小麦製品の食べ過ぎ
グッドチョイス!
むくみ+脂肪で下半身太りに!
下半身太りの原因として、意外とも思えるのが小麦製品の食べ過ぎです。食べ過ぎがなぜいけないかというと、米は水と一緒に炊くだけで食べられますが、小麦製品の場合はそうはいかないからです。麺、パン、グラタンなど、塩や乳製品を加えることが多く、味が濃くなって塩分過多、カロリー過多になりがちです。もし、小麦製品を1日2回以上とっているなら食べ過ぎ! むくみ+脂肪で、下半身太りになっている可能性大です。改善ポイントは1日2回以上、主食を米にすること、パスタは週1回程度にすることです。
【下半身太りを改善する方法】
下半身太りの大きな要因はむくみと筋肉不足です。むくみに関していうと、リンパ管には心臓のようなポンプがないため、下半身から水分を戻すためには筋力しかありません。まずは、塩分、小麦製品、コーヒーなど食事に気をつけて水分をため込まないようにすること。そして、下半身に水分を滞留させず、戻すための筋力をつけることが大事になります。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ