健康な体に必要なのは、適度な筋肉、そして丈夫な骨! 骨といえばカルシウムが大事、それはもちろんそうだけれど、カルシウムの吸収を助ける栄養素もあれば、カルシウムの吸収を妨げるようなものも…。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマはずばり「骨」についてです!
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問題1
骨によい栄養素といえば「カルシウム」。この「カルシウム」と一緒に摂取したほうがよい栄養素は、次のうちどれ?
□炭水化物
□ビタミンA
□ビタミンD
□鉄分
答えは………?
「ビタミンD」です
骨の栄養といえば、「カルシウム」を思い浮かべる人は多いと思いますが、カルシウム以外にも骨に大事に栄養素があります。そのなかでも意識してとりたい栄養素が「ビタミンD」。魚やきのこ類に多く含まれている「ビタミンD」は、小腸からカルシウムが吸収される際、その吸収率を高める効果がありますので、一緒にとるのがおすすめです。
「ビタミンK」も骨にとって大事な栄養素です。次の中でビタミンKをあまり含んでいない食材はどれだと思う?(100g中)
□ヨーグルト
□納豆
□豆苗
□生わかめ
答えは「ヨーグルト」です
「ビタミンK」には、カルシウムが骨に沈着するときに必要なたんぱく質を活性化させる働きがあるので、丈夫な骨作りのために「ビタミンD」とともに大切な栄養素です。上記の食材(100g)に含まれるビタミンD量は、「ヨーグルト」1μg、「納豆」 600μg、「豆苗」210μg、「生わかめ」140μg。特に納豆には多く含まれており、そのほか、緑黄色野菜や海藻などにも含まれています。骨といえば乳製品のイメージですが、乳製品には、「ビタミンK」はあまり多く含まれていません。
カルシウムをいちばん多く含むものは、次のうちどれ?
□牛乳コップ1杯(約200cc)
□カマンベールチーズ100g
□春菊100g
□大根の葉100g
答えは「カマンベールチーズ100g」です
上記の食材に含まれるカルシウム量は、「牛乳200cc」220mg、カマンベールチーズ100g」460mg、「春菊100g」120mg、「大根の葉100g」260mgです。カルシウムは、乳製品や小魚、葉野菜、豆製品などに多く含まれています。カルシウムが不足すると、骨量が減少し、骨折や骨粗しょう症を引き起こす可能性が高くなります。また、乳製品はカルシウムの吸収率が高く、野菜は吸収率が低いなど、食品によってカルシウムの吸収率に差がありますので、いろいろな食材を組み合わせながらとるようにしましょう。
骨にとって、あまりよくない成分として、当てはまらないのは次のうちどれ?
□アルコール
□リン
□ニコチン
□葉酸
答えは「葉酸」です
骨を弱くする成分で、カルシウムの吸収を悪くするものには、「アルコール」や、たばこの葉に含まれる「ニコチン」や、「リン」などがあります。「リン」は加工食品の食品添加物として多用されているので、よく利用する人は注意が必要です。また塩分をとり過ぎると、よぶんな塩分とともにカルシウムも一緒に体外に排出されてしまい、カルシウムが不足しがちになると言われていますので、減塩も心がけましょう。葉酸はビタミンB群の一種ですから大事な栄養素になります。
骨の病気である「骨粗しょう症」の治療や予防のためには、カルシウムはどのくらいとるのが目標になると思う?(1日当たり)
□300mg
□450mg
□650mg
□800mg
答えは「800mg」です
厚生労働省によると、成人の場合、1日あたり約650mg以上のカルシウムを摂取することが推奨されています。ただし、日本人は慢性的にカルシウムが不足しているため、骨粗しょう症の予防や治療を目的とするなら、1日800mg以上を目標にするのが望ましいとされています。カルシウム不足にならないよう、乳製品、海藻、小魚類、豆製品などを日々意識して食事にとり入れ、骨を丈夫にする生活を送りたいですね。